カトリック東京大司教区
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カトリック東京大司教区(カトリックとうきょうだいしきょうく、(羅: Archidioecesis Tokiensis、英: Roman Catholic Archdiocese of Tokyo)は、東京都文京区に司教座を置くカトリック教会の司教区である。司教座聖堂は関口教会。東京都と千葉県を管轄区域としており、日本では信者数が最も多い教区で、大司教が管理する大司教区である。東日本のカトリックの教区を統括する教会管区ともなっている。
概要
- 大司教館・教区事務所
- 司教座聖堂
- 関口教会 - 東京都文京区関口三丁目16番15号
- 教区長
- タルチシオ菊地功大司教
- 管轄区域
- 東京都、千葉県
沿革
- 1846年(弘化3年)- 日本使徒座代理区が設立。パリ外国宣教会に委託される。
- 1876年(明治9年) - 5月22日、日本代理区を日本北緯使徒座代理区、日本南緯使徒座代理区(現在の長崎教区)の2区に分割。北緯代理区は横浜に代理区長館を置き、北海道、東北、関東および中部の各地方を管轄区域とした。
- 1877年(明治10年) - 7月、代理区長館を横浜から東京の築地教会へ移す。
- 1891年(明治24年) - 4月17日、北海道と東北地方を分離し、新設の函館代理区に委譲(現在の仙台教区)。
- 1891年(明治24年) - 6月15日、北緯代理区を東京大司教区とし、大司教区に昇格。
- 1912年(大正元年) - 8月13日、富山、石川、福井の3県を新設の新潟使徒座知牧区(現在の新潟教区)に委譲。
- 1920年(大正9年) - 司教座を築地教会から関口教会へ移す。
- 1922年(大正11年) - 2月18日、愛知、岐阜の2県を新設の名古屋知牧区(現在の名古屋教区)に委譲。
- 1937年(昭和12年) - 11月9日、パリ外国宣教会の手を離れて邦人教区となり、東京都と千葉県以外の地域は新設の横浜教区に委譲。
- 1945年(昭和20年) - 5月25日、関口教会の司教座聖堂が戦災のために焼失。神田教会が仮の司教座聖堂となる。
- 1964年(昭和39年) - 11月9日、現在の東京カテドラル関口教会聖マリア大聖堂が完成。
歴代教区長
- 日本代理区長
- テオドール=オギュスタン・フォルカード(パリ外国宣教会)1846年 - 1852年
- ベルナール・プティジャン(パリ外国宣教会)1866年 - 1876年
- 北緯代理区長
- ピエール・マリー・オズーフ(パリ外国宣教会) - 1891年
- 司教・大司教(教区長)
- 初代 - ピエール・マリー・オズーフ(パリ外国宣教会)1891年 - 1906年
- 2代 - ピエール・ザヴィエ・ミュガビュール(パリ外国宣教会)1906年 - 1910年
- 3代 - フランソワ・ボンヌ(パリ外国宣教会)1910年 - 1912年
- 4代 - ジャン・ピエール・レイ(パリ外国宣教会)1912年 - 1927年
- 5代 - ジャン・アレキシス・シャンボン(パリ外国宣教会)1927年 - 1937年
- 6代 - ペトロ 土井辰雄 1937年 - 1970年
- 7代 - ペトロ 白柳誠一 1970年 - 2000年
- 8代 - ペトロ 岡田武夫 2000年 - 2017年
- 9代 - タルチシオ 菊地功(神言会)[1] 2017年 -
現況
- 信者数
- 信徒数:95,115人(人口あたりの信徒率:0.489%)
- 信者数[3]:97,005人
- 教会数
- 小教区:74
- 準小教区:3
- 集会所:2
教区の教会
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交通アクセス
脚注
- ↑ 菊地大司教、東京教区に就任 カトリック中央協議会2017年12月17日閲覧
- ↑ カトリック中央協議会「カトリック教会現勢2014年」(pdf)
- ↑ 信者数=信徒数(一般信者)に司祭・修道者・神学生などの人数を加えた数
関連項目
参考文献
- 一粒の麦 東京教区創立100周年記念誌(1991年)