エレイン・トンプソン
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個人情報 | |
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生誕 |
1992年6月28日(32歳) ジャマイカマンチェスター教区 |
身長 | テンプレート:Convinfobox/3{{#invoke:String|replace|{{#invoke:String|replace|{{#invoke:String|replace|{{#invoke:String|replace|{{#invoke:String|replace|{{#invoke:String|replace|{{#invoke:String|replace|{{#invoke:String|replace|{{#invoke:String|replace|テンプレート:Height|metre|m}}|meter|m}}|centi|c}}|feet|ft}}|foot|ft}}|inches|in}}|inch|in}}|ms|m}}|ins|in}} |
体重 | テンプレート:Convinfobox/3テンプレート:Infobox person/weight |
スポーツ | |
国 | ジャマイカ |
競技 | 陸上競技 |
種目 |
100m 200m |
大学チーム | ジャマイカ工科大学 |
クラブ | MVPトラッククラブ |
担当コーチ | スティーブン・フランシス(Stephen Francis) |
成績・タイトル | |
自己ベスト |
100m:10秒70(2016年) 200m:21秒66(2015年) |
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エレイン・トンプソン(Elaine Thompson、1992年6月28日 - )は、短距離走を専門とするジャマイカの陸上競技選手。2015年世界陸上競技選手権大会の200mで歴代5位の記録で銀メダルを獲得、また100mの歴代4位タイ記録を保持する。ブラジル・リオデジャネイロで2016年8月13日に開催されたオリンピック女子100m決勝において10秒71で金メダルを獲得[1]、8月17日の200m決勝でも21秒78で2個目の金メダルを手にし[2]、8月19日の4×100mリレーでは銀メダルに輝いた[3]。
Contents
経歴
2014年まで
トンプソンはジャマイカ・マンチェスター教区バナナグラウンド(Banana Ground)の出身である[4]。同郷の陸上競技選手にネスタ・カーターがいる[5]。当初クリスティアナ高校(Christiana High School)で、後にマンチェスター高校(Manchester High School)で陸上競技をしていたが、高校時代のトンプソンはセンスはあるが傑出した選手ではなかった。学生時代の自己ベストはインターハイ(Inter-Secondary Schools Boys and Girls Championships)第二部に出場した際の12秒01で、4位に入ったという程度である[6]。2011年、マンチェスター高校での最終学年は第一部への昇格が期待されたものの、懲罰を受けてしまい、チームを去らねばならなかった[4][6]。
高校卒業後はMVPトラッククラブのスティーブン・フランシスの兄弟であるポール・フランシスのスカウトでジャマイカ工科大学(UTech)に進学する。MVPトラッククラブの指導を受け、トンプソンの記録は着実に伸びていった[6]。2013年にギブソンリレーズ(Gibson Relays)でシーズンベストとなる11秒41(100m)をマークし、インターカレッジでキャリー・ラッセルに次ぐ2位に入賞した。メキシコ・モレリアで開かれた中米カリブ陸上競技選手権大会で4×100mリレーに出場、ジャマイカチームの1走を務め、チームは43秒58で優勝した[4][7]。2014年、トンプソンはインターカレッジで初優勝し、ジャマイカ選手権でシーズンベストである11秒17を記録し5位入賞を果たした[6][7]。イギリス・グラスゴーで開かれた同年のコモンウェルスゲームズのジャマイカ代表に選抜され、4×100mリレー予選に出場した。ジャマイカチームは決勝に進出したが、トンプソンは決勝メンバーには選ばれなかった[7][8]。
2015年以降
トンプソンの世界を舞台にした快進撃は2015年から始まった[9]。3月のインターカレッジで再び優勝し、4月11日のUTechクラシックで自身初の10秒台となる10秒92を記録し、当季世界最高記録を樹立した[6][10]。キングストンで開かれたジャマイカ国際招待でブレッシング・オカグバレやアリソン・フェリックスを抑えて10秒97をマークし、世界を代表するスプリンターとして証明された[9]。アメリカ・ユージーンで開かれた7月27日のプリフォンテーンクラシックではイングリッシュ・ガードナーと同タイムの10秒84をマークし、当時の歴代30位に入った[7][11]。
世界選手権代表選考を兼ねたジャマイカ選手権では100mへの出場が期待されたが、コーチのスティーブン・フランシスがストップをかけ、200mに専念することになり、5月に自己ベストとなる22秒37を樹立した[9][12]。この活躍により100mと200mの2種目出場が期待されることとなったが、コーチのフランシスは2種目出場の準備は行っておらず、目下200mの出場に向け弱点のスタート練習をさせていると語った[13][14]。トンプソンはジャマイカ選手権で22秒51で優勝、世界選手権の出場資格を得た[15]。
7月25日のロンドングランプリでは200mで自己新記録となる22秒10をマークし、トリ・ボウイやキャンディス・マクグローンに勝利しただけでなく、マリーン・オッティが1991年に樹立した大会記録を塗り替えた[16][17]。世界選手権本番では21秒66と前回大会の優勝記録を上回ったが0秒03差でダフネ・シパーズに競り負け、銀メダルであった。
2016年、リオデジャネイロオリンピックでは100mに出場、トリ・ボウイやシェリー=アン・フレーザー=プライスを抑え、金メダルを獲得した[1]。続いて200mでも優勝候補と言われていたダフネ・シパーズを振り切って金メダルを獲得、1988年のソウルオリンピックでのフローレンス・グリフィス=ジョイナー以来となる100m・200mの2冠という快挙を成し遂げた[2]。4×100mリレーではジャマイカチームの一員として出場、銀メダルを獲得した[3]。
脚注
- ↑ 1.0 1.1 “五輪=陸上女子100m、トンプソンが金 男子1万mはファラー連覇”. ロイター (2016年8月14日). 2016年8月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。. 2016閲覧.
- ↑ 2.0 2.1 AFPBB News (2016年8月18日). “トンプソンが女子200mで金、短距離2冠 ジョイナー以来初”. dot.. 2016年8月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。. 2016閲覧.
- ↑ 3.0 3.1 “米国が女子400mリレーで優勝、フェリックスは陸上女子最多5個目の金”. AFP (2016年8月20日). 2016年8月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。. 2016閲覧.
- ↑ 4.0 4.1 4.2 Foster, Laurie (2015年6月23日). “Look Out For Elaine Thompson” (英語). Jamaica Gleaner. 2016年8月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。. 2016閲覧.
- ↑ Nesta Carter. “Biography” (英語). 2016年8月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。. 2016閲覧.
- ↑ 6.0 6.1 6.2 6.3 6.4 Walker, Howard (2015年5月20日). “Sensational Elaine Thompson keeps rising and rising”. The Jamaica Observer. 2015年9月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。. 2016閲覧.
- ↑ 7.0 7.1 7.2 7.3 “Elaine Thompson”. Tilastopaja profile. 2016年8月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。. 2016閲覧.
- ↑ “Glasgow 2014 - Elaine Thompson Profile”. Commonwealth Games Federation. 2016年8月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。. 2016閲覧.
- ↑ 9.0 9.1 9.2 Walker, Howard (2015年6月27日). “MVP’s masterstroke?”. The Jamaica Observer. 2016年8月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。. 2016閲覧.
- ↑ Walker, Howard (2015年4月12日). “UTech's Thompson blazes 10.92sec for 100m to outshine Bolt, Fraser-Pryce at UTech Classic”. The Jamaica Observer. 2016年8月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。. 2016閲覧.
- ↑ Sully, Kevin (2015年5月31日). “Eugene: Barshim soars, sprinters fly”. IAAF. 2015年6月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。. 2016閲覧.
- ↑ Walker, Howard (2015年6月25日). “Elaine Thompson withdraws from 100m at National Senior Champs” (英語). The Jamaica Observer. 2016年8月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。. 2016閲覧.
- ↑ Lowe, Andre (2015年6月27日). “National Trials: Francis defends decision to run Thompson in 200m”. Jamaica Gleaner. 2016年8月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。. 2016閲覧.
- ↑ Higgins, Orville (2015年7月3日). “Lay off Stephen Francis”. Jamaica Gleaner. . 27 July 2015閲覧.
- ↑ Lowe, Andre (2015年6月29日). “Birthday win for Thompson”. Jamaica Gleaner. 2016年8月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。. 2016閲覧.
- ↑ “Londres: La Jamaïcaine Elaine Thompson domine le 200m” (フランス語). L'Équipe (2015年7月25日). 2016年8月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。. 2016閲覧.
- ↑ Brown, Matthew (2015年7月25日). “National 100m records for Schippers and Asher-Smith in London – IAAF Diamond League”. IAAF. 2015年7月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。. 2016閲覧.