ウルトラマンマックス
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『ウルトラマンマックス』は、2005年(平成17年)7月2日から2006年(平成18年)4月1日まで、CBCを制作局としてTBS系列で毎週土曜日7:30 - 8:00に全39話が放送された円谷プロダクション製作の巨大変身ヒーロー特撮テレビドラマの作品名、もしくはその劇中に登場するヒーローの名前。
番組のキャッチコピーは「最強! 最速!! Max Power! Max Speed!!」。
Contents
概要
特徴
テーマが重くシビアな内容だった前作『ウルトラマンネクサス』とは対照的に、本作は「原点回帰」をテーマにしている[1]。
ウルトラマンマックスはウルトラマン80までの昭和ウルトラマン同様にM78星雲出身の設定だが、世界観は昭和ウルトラシリーズと繋がっていない。これはパイロット監督を務めた金子修介が『ウルトラマンティガ』以降のシリーズの設定の詳細を知らず、「ウルトラマンなら当然M78星雲出身だろう」と設定したことによる[2]。『ティガ』以降の平成ウルトラシリーズ共通の特徴だったウルトラマンのタイプチェンジ変身は、本作では採用されていない。また、派手な変身プロセスが見られ[注 1]、装着した変身アイテムが必殺技使用時に使われるのも特徴である。
本作は、本編放送時間を長くするために大幅な放送フォーマットの変更を行っている(#放映データ参照)。また、オープニングの映像では、冒頭にサブタイトル[注 2]、最後に登場する怪獣の名前が掲げられ、ウルトラマンや怪獣、防衛隊隊員のシルエットが使用されるなど、昭和期のウルトラシリーズ同様のフォーマットを採用している。
地球防衛連合日本支部司令官役として黒部進(『ウルトラマン』の主人公・ハヤタ)、怪獣生態学博士に桜井浩子(『ウルトラQ』の江戸川由利子と『ウルトラマン』のフジ・アキコ)を起用。その他、森次晃嗣(『ウルトラセブン』のモロボシ・ダン)や二瓶正也(『ウルトラマン』のイデ隊員と『ザ☆ウルトラマン』のトベ隊員)、佐原健二(『ウルトラQ』の万城目淳と『ウルトラセブン』のタケナカ参謀)や西條康彦(『ウルトラQ』の戸川一平)、毒蝮三太夫(『ウルトラマン』のアラシ隊員と『ウルトラセブン』のフルハシ隊員)、真夏竜(『ウルトラマンレオ』のおゝとりゲン)など、かつてのウルトラシリーズの昭和世代のレギュラー俳優・出演者が多数ゲスト出演している[3]。また、平成ウルトラマンのテレビシリーズとしては初めてバルタン星人・ゼットン・レッドキングといった『ウルトラマン』『ウルトラセブン』の有名な怪獣も登場する[注 3]。これらは子供だけでなく親子で楽しんでもらおうという意図による[4][5]。ナレーションは佐野史郎が担当した。
『ウルトラQ dark fantasy』でメイン監督だった八木毅がチーフプロデューサーを務める[1][注 4]。スタッフには平成ウルトラシリーズを支えてきた村石宏實、川上英幸、八木毅、太田愛、小中千昭、シリーズ初参加の栃原広昭、佐藤太、村上秀晃、三池崇史、さらにはウルトラシリーズに馴染み深い実相寺昭雄、飯島敏宏、上原正三など、本作品は全39話という短い話数だが、監督11名、脚本18名という歴代ウルトラマン史上最多のクリエイターがスタッフとして参加している[1]。
八木は監督や脚本家主導の作家主義を採用して1話ごとの面白さを追求しており、第1クールでは王道の作品であることを視聴者に認識させるために作品の方向性をコントロールせざるを得なかったが、第2クールからの各作品は非常にバラエティに富んだものとなっている[4]。第15話「第三番惑星の奇跡」などのような感動路線的なエピソードもあれば、第16話「わたしはだあれ?」や第20話「怪獣漂流」などのような徹底してパロディやスラップスティックを追求したコメディ調エピソードも多く存在する。さらには、『ウルトラセブン』の続編とも解釈できる第24話「狙われない街」、ウルトラシリーズそのものをメタ視した第22話「胡蝶の夢」など、作品の基本設定さえもフィクションの一部として利用したような番外編的エピソードまで登場した。
製作
前作『ウルトラマンネクサス』が当初の予定より短縮されたため、本作は準備期間が半年という非常に切迫した状況での開始となった[5][6]。『ネクサス』は1年以上の準備期間をかけていたが、本作では2005年7月からの放送に対して2004年12月から企画が進められ、正式な企画書提出は2005年2月であった[6]。通常は放送開始の3週間前から始める新番組予告を、本作では『ネクサス』の放送期間中に放送開始8週間前から始めている。
企画はプロデューサーの八木毅、監督の金子修介、監督兼脚本家の梶研吾、脚本家の小林雄次らが中心となって立案された[7]。キャスティングや1クール目のスタッフは金子の人脈による部分が大きい[2][8][注 5]。
小林による初期の企画案では『ウルトラマン』の数十年後の世界が舞台となる続編とするものがあり、黒部や桜井の起用はこの名残である[4]。
初期案ではヒーローの名称がウルトラゼノンという、ウルトラセブン以来の「マン」が外れる名称を企画していたが、力強さをまっすぐに表現するため、ウルトラマンマックスとなった。「ゼノン」の名称は、本作に登場するゲストウルトラマンの「ウルトラマンゼノン」に引き継がれている[2]。
プレックスによる初期案ではウルトラマンフェニックスやウルトラマンウイングなどの名称が用いられており、鳥をモチーフとした意匠は決定デザインにも取り入れられている[11]。カプセル怪獣や母艦に変形する基地などの案もあった[11]。
前述の通り、平成ウルトラシリーズの主役としては唯一、タイプチェンジを伴うパワーアップはしていない(ただし、武器を受け取って自身の戦力強化にあててはいる)。
放送枠については『ネクサス』製作の時点でTBS系土曜7:30が2006年4月から毎日放送の情報番組になることがすでに確定しており、『ネクサス』の後にもう1本作品を製作したい円谷側にとって、『ネクサス』を1年放送した後に2クールで番組を作成することが困難であった[12]ため、『ネクサス』を短縮して本作を3クールで終了することは当初から決定しており[5]、『ウルトラマン』と同じ全39話に収まった[1]。その結果、本作は2012年時点で最後のTBS系全国ネット放送の作品となった。また、本作終了後の2006年4月からは毎日放送制作のワイドショー番組『知っとこ!』が30分拡大されたため、『小さな旅と美術館』以来続いたTBS系土曜7:30におけるCBC制作の全国ネット番組は本作が最後となり、CBC制作枠は日曜朝7時前半枠へ移動し、『週刊!健康カレンダー カラダのキモチ』が開始された。
『ティガ』以降の作品では初めて劇場版が製作されておらず[注 6]、マックスやゼノンの劇場版初登場は2009年制作の『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』になる。関連商品についても、『ウルトラマンコスモス』以降の作品では本作のみ、家庭用テレビゲームソフトが発売されていない。
ストーリー
21世紀。世界各地に異常災害が発生し、空想の産物と思われていた怪獣が現実に出現するようになった。それはあまりに繁栄しすぎた人類という種に対し、生態系が生み出した天敵でもあった。
チームDASHのダッシュバード1号の不時着現場に居合わせた災害ボランティアの青年トウマ・カイトは、負傷したコイシカワ・ミズキ隊員に代わってダッシュバード1号に搭乗し、グランゴンやラゴラスの2大怪獣に立ち向かう。だが、怪獣の攻撃を受けてダッシュバードは操縦不能となってしまう。その時、赤く光る玉とともに現れた光の巨人がカイトを救った。地球文明を監視するためにM78星雲からやって来た巨人は、自分の身を省みずに人々を救おうとするカイトの姿に「共振する個性」を見出し、カイトと一心同体となって人々の命を守るために戦うことを決意し、マックススパークをカイトに授けた。こうして、ウルトラマンマックスが誕生した。
これを機にカイトはDASHに入隊。以後、マックスの力が必要になるとマックススパークを使用してマックスに変身し、怪獣や宇宙人と戦う。
登場人物
- トウマ・カイト
- 本作の主人公。8月30日生まれで、血液型はO型。年齢は23→24歳[注 7]。
- 学生時代、旅行中に地震災害で両親を亡くし、そのことから誰かを守りたいと決意して民間の災害ボランティアで働いていた。一度DASH入隊試験を受け不合格となった過去があるものの、守ることへの思いを捨てきれずグランゴンやラゴラスに立ち向かった際にウルトラマンマックスと出会い、「共振する個性」を見出されて一心同体となり、その姿勢が評価され晴れてDASHへ入隊した。
- 無鉄砲なところもあるが、心優しく真面目な青年で、児童養護施設の子どもたちにも慕われている。
- 出動時にはミズキとコンビを組むことが多く、ミズキも「相棒」と言っている。
- 第3話では、マックスが地球人の味方だと強引にでも証明しようとしたためにマックスになることを拒絶され、また第30話ではマックスの力に対して疑問を抱き、いつまでもマックスの力に頼ってはならないと考えるようになる。
- 最終回でマックスと分離する際に地球の未来を自分たちの手で掴み取る約束をし、見事に約束を果たした。後にミズキと結婚する[注 8]。なお、老いたカイトとミズキを青山と長谷部が演じる際は、それぞれ白髪のかつらとメイクを施されていた。
- 企画当初はハヤテという名前であった[13]。
- コイシカワ・ミズキ
- DASHの紅一点で本作のヒロイン。年齢は21歳。
- エースパイロットという設定ではあるが、劇中では地上戦を受け持つことが多く、出撃するとかなりの頻度で怪我をする。禁煙と定められている場所でシガータブレットをわざとらしく食べるなど、悪戯っぽいところも多少見られる。
- 仲間に肩を抱かれて運ばれているところを見られて恥ずかしがること、花火の打ち上げの際にカイトをじっと見つめていたこと、夏美とカイトとの任務としてのデート中にからかう仲間に対して普段よりもキツい反応を見せたことなど、当初からカイトに好意を持っていたと思われる描写もあったが、しばしばコンビを組んでいくうちにカイトのことを仲間を超えた異性として意識するようになり、最終的にカイトと結ばれ、孫もできる。
- カイトがマックスであることは、途中から気付いていた様子。
- 第37話にてサトン星人の末裔であるという説が浮上したが、その真偽は不明である。
- 漫画版では根暗な性格に描かれ、エリーを嫌っている設定となっている。
- 企画当初はアカネという名前であったが、『ゴジラ×メカゴジラ』のヒロインと重複するため変更された[7]。
- コバ・ケンジロウ
- 通常のダッシュライザーと彼専用のモデルの2丁拳銃を自在に操る射撃の名手。年齢は27歳。
- 戦闘機も乗りこなすが、エリーの計算による被撃墜率は73%と、高確率で撃墜される。遅刻の常習犯で失敗も多いが、それを意に介さず突き進む熱血漢。
- 当初はエリーとは気が合わなかったが、終盤では序盤と比べるとかなり仲が良くなっている。
- 第10話では社会科見学に来ていた子供たちに遅刻を非難されたうえ、怪獣を逃がしたことで白眼視されたが、その後の活躍で名誉を挽回した。
- ショーン・ホワイト
- 日本DASH唯一の外国人隊員で、DASH北米支部から派遣され、後に日本支部に編入した。年齢は25歳。英語と日本語が入り混じった妙な言葉をしゃべる。
- 主にメカニック・装備開発を担当しており、はんだごてなどの電気器具の他に糸のこぎりとハンマーで戦闘機を修理できる驚異的な技術を持つ。
- 正義心にあふれるカイトを「サムライ・ボーイ」と呼ぶ。コバとは良きコンビである。書道には厳しい。
- 時々ロジカルなことを言ってエリーを困らせたりもする。
- 企画当初はタバタという日本人の設定であったが、ショーン・ニコルスが起用されたことで変更された[7]。名前はショーン・ニコルスから拝借し、姓は白人であることに由来している[7]。
- エリー
- DASHの専任オペレーターを務めるアンドロイド。彼女が機能を停止するとDASHは事実上行動不能に陥るため、正に要の存在。
- アンドロイドなので人間の感情を理解するのは苦手で、会話の際も基本的に丁寧語を用い抑揚の無い話し方をする(演じた満島ひかりによると、話し方は「高校野球のアナウンスを参考にした」とのこと)。しかし、DASHメンバーと交流を重ねるうちに混乱した隊員を関西弁で一喝したり手を鳴らすなど、随所に人間臭い行動も見せるようになっていった。またトミオカ長官に遠慮のない物言いをして落胆させ、慌てて他のDASH隊員がフォローに回ったこともある。
- 戦闘時には上着を脱ぎ、アクティブモードにチェンジする。ただし地上戦に参加すること自体がまれなのでほとんど見せていない。また、アクティブモードで起動するには通常より時間がかかる。
- コバに好意を抱いているが、カイトに懐いたピグモンが憑依した際にその心が一部残っている。
- 最終話では宇宙に旅立つカイトとミズキの孫を見送っている。容姿は大きく変わっていないが、白髪になっている。
- エリーのキャラクターは八木が監督した『ウルトラQ dark fantasy』第17話「小町」に登場するアンドロイドの小町が基になっている[7]。アクティブモードは第19話でミズキの見せ場が多かったため、エリーにも出番を作るために設定された[14]。モードチェンジの振り付けは満島が考案したもの[14]。
- ヒジカタ・シゲル
- DASHの隊長。主にベース・タイタンで隊員の指揮を執る。年齢は39歳。
- 厳格で規律に厳しい一方で、怪獣に翻弄されて慌てふためいたり、若い頃から嫌っていたヘヴィメタルなどのロック系音楽にハマッたり、シャマー星人やモエタランガからの挑発に本気でキレかけたり 、エアギターも披露したりと、妙にお茶目な一面もあるかと思えば、ケサムの件で命令違反を犯したミズキを叱咤しつつもその「信じる心」の大切さを認め不問にする、透明化能力を持つバグダラスに翻弄されるカイトを「時に人間の五感が機械に勝ることもある」と諭し、バグダラスに対してダッシュライザーを一撃で命中させるなど深い度量と高い技量を併せ持つ。部下からは時折あきれられつつも、慕われている好人物である。
- 設定にはないが、演じた宍戸開はヒジカタには離婚歴があり娘がいるという背景を考えており、第7話で描写されたペンダントには娘の写真が入っていると想定して演技している[7]。
- ヨシナガ・ユカリ
- DASH専属の怪獣生態学者。年齢は47歳。怪獣の行動を予期し、DASHに的確なアドバイスを与える。
- トミオカ長官とは旧知の仲であり、DASH隊員たちにも母親のような優しさを持って接する。
- 怪獣生態学者になる前について、『アンバランス』という特撮番組に出演していた女優であったことをうかがわせるエピソードもあった。
- ヨシナガを演じた桜井浩子は、『ウルトラマン』にフジアキコ役で、『ウルトラQ』に江戸川由利子役でそれぞれ出演している。
- ダテ博士
- トミオカ長官の戦友。普段はベース・ポセイドンの主任科学者として勤務する。トミオカ長官によると昔から色々なものを製作していたらしい。
- チームDASHにダッシュバード3号を提供した。
- 放送終了後のスタッフインタビューによると、「当初は1回のみのゲスト参加の予定だったがいつのまにか準レギュラーに近い存在になった」とのこと。
- トミオカ・ケンゾウ
- UDF日本支部の長官。年齢は58歳。過去には国連平和維持軍副司令官と戦略自衛隊参謀総長を兼任していた。温厚かつ冷静な有能な司令官だが、怪獣の名前を自分でつけたがる子供っぽい一面もある。カレーが好物。旧友に、考古学者オザキや科学者ダテがいる。
- かつては有能な戦闘機乗り(防衛軍パイロット)だったらしく、第31話ではモエタランガに気合を入れられたと奮起し、見事な操縦テクニックを披露したこともある。
- 趣味は盆栽で、出撃時に機内に持ち込んだこともあり、剪定ハサミを天高く掲げる癖がある。ゼットンが出現した際にはなぜか妙に怯えていた。これらは演じる黒部進がかつて初代ウルトラマン=ハヤタを演じていたことからのオマージュで、ハサミを上げるのは変身ポーズを、ゼットンに怯えるのは初代ウルトラマンがゼットンに倒されたことを踏まえている。
ウルトラマンマックス
M78星雲から文明監視員として地球の文明を監視するためにやってきた光の巨人。本放送当時は「光の国」出身とはされておらず、過去のウルトラシリーズとも関係はないとされていたが、映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』及び『ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国』ではマックスとゼノンが光の国の戦士として登場している。『ウルトラマン列伝』ではウルトラマンゼロがマックスを「光の国からやって来た」と解説している[注 9]。また、『劇場版 ウルトラマンギンガS 決戦!ウルトラ10勇士!!』のBlu-ray解説書ではウルトラマンタロウの証言として、マックスの出身地を「M78星雲のどこか」と記述している[15]。
通常はその惑星には干渉しないが、地球の文明を監視するうち、自らを犠牲にしながらも戦うカイトに「共振する個性」を感じ、地球で頻発した怪獣や侵略者から人類を守るために戦うことを決意する。地球での活動時間は3分間。マックス自体の意思はカイトと融合しておらず彼と会話することもあるが、変身前はカイトの自主性を尊重して滅多なことでは表に出てこない。
最終話で、ギガバーサークに倒されて磔にされるが、DASHの活躍で復活して勝利した後、カイトと分離してゼノンと共にM78星雲へ帰った。
『ウルトラマンX』第8話にゲスト出演した際は、カイトの姿を借りる形で作中世界の地球へ現れている。
- デザイン・造形
- デザインは丸山浩、造形は香西伸介が担当した[16]。1か月程度でデザインから造形までを仕上げなければならなかったため、デザイン画は少なく雛型も造られていない[17]。
- テレビシリーズの主役ウルトラマンとしては、ウルトラマンレオ以来30年ぶりの「ウルトラセブンタイプ」のウルトラマンである。「セブンタイプ」が採用されたのは、これまでのシリーズとの差別化とプロデューサーの八木毅がセブンを一番好きだったという理由から[8]。
- デザイン段階では頭部のマクシウムソードを別パーツとする案もあり、マクシウムソードが外れた状態のマスクも制作されていたが、使用されなかった[16]。
- 眼はジレン鋳型だが、眼下に三層構造のリフレクターを入れ、電球光を拡散させることで光源が判明するのを防いだ[16]。セブンとは違い、黒目部分がダミーになっており、眼の外側のスリットから外を見ている[16]。
- 鎖骨部分にアンコを入れることでそれを表現し、カラータイマーが鳥の嘴を模しているため、鼻の穴を加えている[16]。アクションとアップ用のスーツは共に同じ原型から型取りされたもので、スーツアクターの顔に合わせて、パッドなどでスーツを調節する[16]。アップ用のスーツは、スーツアクターの体型に合わせて採寸・生成されたウェットスーツを分解し、それを基に型紙代わりとして更に縫製したものである[16]。体の銀色のラインは「ボンド銀」と呼ばれる新たな塗料を塗ることで、普通のスーツで見られたひび割れなどを防いでいる[16]。手の部分に手袋との接合部を隠すため、5ミリのウェットスーツで作られた新たなパーツを履き込み、スキンリフレックス製のマックススパークを接着している[16]。
- カラータイマーはアクリルの熱プレス成形によるもので、内側に梨地のシボと7枚ほどのレンズフィルムを仕込むことで光を乱反射している[16]。内部のLEDは、『ネクサス』同様、消費電力が少ないもので、近年シリーズで取り入れられていたビデオのバッテリーを使用し、現場で製作された抵抗値が変更された電源装置を頭頂部と胸部のプロテクター内部に仕込んでいる[16]。LEDは、セット撮影の物は赤と青の混在、オープン撮影では電飾を上げた単色の物を使用している[16]。肩パッドと胸部のプロテクターはクリーム色のペースト状のスキンリフレックス製[16]。
マックススパーク
カイトがマックスと一体化した時にマックスから受け取った変身アイテムで、金と銀の色彩が施されている。マックス自身の左前腕にも装着されており、その際にはマクシウムカノンを放つためのアイテムとして使用される。カイト=マックスと知ったピット星人や、モエタランガに奪われたこともある。
変身プロセス
カイトが右手で取り出したマックススパークを高く掲げた後、左手甲から左前腕にかけて装着するとマックススパークから光が放出されてカイトを包み、歴代ウルトラマンのカラータイマーに相当する「パワータイマー」を中心に身体が段階的に変化した後、手を掲げずに画面奥から迫って来てそのまま巨大化するという、ウルトラマンとウルトラセブンを組み合わせたようなスタイルが基本である(変身・巨大化の際の効果音には、ウルトラセブンのものが流用されている)。
地球人が最大限努力しても人命を救えない時にのみ変身が可能で、カイトの私心のみでは変身できない。マックススパークを掲げた瞬間に光が放たれ、変身したこともあった。第16話では、カイトがミケの光線を受けたことでマックスへの変身方法を忘れてしまった後、半ば事故に近い形で変身するも倒れたままで巨大化してしまった。第22話では、カイトと入れ替わった脚本家・蓮沼が変身するという珍事もあった。また、第34話ではマックスのエネルギーが失われた際にバルタン星人の子供たちからエネルギーを得て、変身している。第39話の最後の変身では、マックスと分離してしまったカイトがダッシュバード1号のコクピットから飛び降り、マックスギャラクシーに宿ってマックスと一体化変身を遂げるという荒業も披露している。
基本データ
- 年齢:7800歳(人間換算で20代後半から30代前半)
- 身長:48メートル(ミクロ化、超巨大化可能)
- 体重:3万7千トン
- 飛行速度:マッハ9.99
- 走行速度:マッハ7[18]
- 水中速度:マッハ5[19]
- 潜地速度:マッハ4[20]
- ジャンプ力:750メートル
主な必殺技
- マクシウムカノン
- 左手のマックススパークを天高く掲げて光を集中し、腕を逆L字形に組むことで放つ、最強最大の必殺光線。七色に光り輝いて相手を爆発させたり、光の粒子レベルまで昇華させることが可能[21][22]。光を集中する際に隙ができることが弱点で、この瞬間に攻撃されることもある。『劇場版 ウルトラマンギンガS 決戦!ウルトラ10勇士!!』では謎の時空城を破壊した。
- マクシウムソード
- 頭部の角飾りを分離して発射する宇宙ブーメラン。ウルトラ念力を使い自由自在に操ることが可能。通常は敵の角や翼などを切断するために使用するが、決め技として使用することもある。手に持って斬りつける「ソードスラッシュ」や、途中で複数に分裂させる必殺技「マクシウムソード分身シュート」など様々なバリエーションが存在する。敵の光弾を弾くなど、防御にも使用可能。
マックスギャラクシー
シリーズ中盤でウルトラマンゼノンから与えられた右下腕部に装着して使用する武器。普段は装着しておらず、使用時は右手を天に挙げて虹色の光線を手のひらから放つことで、空中から召喚して装着する。ただし体力の消耗が激しいため、毎回は使えない。
- ギャラクシーカノン
- マックスギャラクシーから放つ新たな最強光線[23]。マクシウムカノン以上の威力を持つため、マクシウムカノンが通じない敵に対して使用することが多い。『ウルトラマンX』ではスラン星人クワイラを倒した。
- ギャラクシーソード
- マックスギャラクシーの装着時に現れる光を伸ばした光剣。マクシウムソード以上の切れ味を持つ。敵を攻撃することはもちろん、敵の光弾を切り払うことにも使用する。地球上から宇宙空間まで届くほど超巨大な光剣「ギャラクシーソード最大パワー」を形成することも可能だが、それには膨大なエネルギーが必要なため、後述の900メートルに超巨大化した時のみ使用している。『決戦!ウルトラ10勇士!!』ではスラン星人(エタルダミー)を倒した。
- バリアフィールド
- マックスギャラクシーから放つ光線で、敵を球状の青いバリアに包み込む。敵の動きをしばらく封じたり、バリアに閉じ込めてから敵を倒すことで、街が爆発に巻き込まれるのを防ぐことなどに使用する。
- 飛行形態
- マックスギャラクシーを装着せずに人間を一時的に一体化させ、飛行メカとして飛ばす。一体化した人間は安全な場所で自動的に分離し、着地させる。ギガバーサークに捕らえられたマックスが、カイトを自分から分離させて脱出させるためにも使用したが、マックス自身もエネルギーが尽きかけていたためか、マックスギャラクシーはそのまま落下して地面に突き刺さる。その後、マックスギャラクシーはDASHによって大量の太陽エネルギーを充填され、さらに再度カイトが一体化することでマックス復活のきっかけとなる。
その他の能力
- マクシウムリバース
- マックススパークからエネルギーを放電する。対メタシサス戦で使用。
- スパークシールド
- マックススパークから発するエネルギーで作り出す光のバリア。通常は円形だが、状況に応じて壁状や帯状・小型円形状などバリアの形状を変化させることが可能。また、空中静止しながら使用することもある。
- マックスバリヤー
- 金色の光の幕状のバリヤーを張って、敵の攻撃を防御する技。スパークシールドに似ているが、第12話と第34話で使用したのはこれである。
- マックスパンチ
- 連続して敵に打ち込むことで、相手の体力を確実に奪う技。ケサムやダークバルタンなどに放った。通常のパンチのほかにも、腕が何本も見える高速で敵を連打するアシュラマックスというパンチもある。
- マックスクラッシャー
- 「幻の左」と呼ばれる、左腕から繰り出すアッパーカット。左腕に装着された「マックススパーク」により、威力が通常のパンチの何倍にも向上している。エレキングに使用。
- マックスチョップ
- 持てるパワーを全開に解き放ったうえで、敵の弱点にピンポイントで叩き込むチョップ。スラン星人戦など、接近戦において多用することで、戦闘を有利に展開した。
- マックスキック
- 地上戦において敵の正面や側面に放つキック。ラゴラスなど、多くの敵にダメージを与えている。また、接近してくる敵との間合いを取る際にも使用した。
- マックススピンキック
- 体を素早く回転させ、その勢いで打ち込む回し蹴り。ラゴラス戦やゲロンガ戦などで使用した。
- マックス・フライングキック
- ジャンプした状態で、地上にいる敵をめがけ、落下する勢いを利用して放つキック。スラン星人やフライグラー、モエタランガなどに使用した。
- マックス・サテライトキック
- 敵の視界から消えるほどの超高速から、敵めがけて急降下して放つキック。ラゴラスなどに繰り出した。
- マックスニーインパルス
- 敵の体に打ち込むひざ蹴りで、レギーラなどにダメージを与えた。
- マックスパワー
- 両腕で敵の角などをつかんで、怪力でひねる技。体を挟もうとしてきたアントラーのあごをつかんだほか、レギーラとの戦いでは、胸に生えたカギ爪を引き抜いている。
- ヘッドロック
- 敵の頭や首を抱え込み、動きを封じたり、投げ飛ばしたりする技。レッドキングなど、首の長い敵との戦いで使用した。
- マックススウィング
- 敵を片手で持ち上げて、300メートル以上も先に投げ飛ばす技で、バグダラスなどに使用した。
- マックスシュート
- 敵の尻尾をつかみ、振り回して投げ飛ばす技。グランゴンやホップホップなど、長い尻尾を持つ敵に繰り出した。そのほかにも、「巴投げ」や「一本背負い」などの技もある。
- マックスボディスピン
- アントラーが作ったアリジゴクに落ち、地中へ引きずり込まれそうになった際に使用した技。体を高速回転させることで空中へ飛び出し、アリジゴクから脱出した。
- ウルトラ念力
- 物体を念力で動かす能力で、マクシウムソードを操ることも可能。第12話ではヘイレンの放った高熱火球を受けて墜落しそうなダッシュバード2号に対し、右手を突き出して念力を送ることでゆっくりと地上に着陸させた。
- 超巨大化能力
- 通常サイズからさらに300メートル以上に巨大化する能力[24]。ただし、エネルギーが1分と持たなくなる[24]。ギガバーサークとの最終決戦では900メートルに巨大化したが、この時はマックスギャラクシーから大量のエネルギーが注入されたため、エネルギーは減らなかった[24]。
- 分身能力
- 大量に分身する。分身たちは全て実体を持ち、マクシウムカノンやマクシウムソードも使用可能。
- アイシングウェーブ(マックス消火ビーム)
- 火災を消し止める際などに使用する冷凍光線。
- 浄化光線
- 相手の怒りを鎮め、眠りにつかせる光線。対ナツノメリュウ戦で使用。
- 高速回転して勢いで出した光線
- 宇宙化猫タマ・ミケ・クロの能力で戦い方を忘れたマックスが、エリーの声に応えて即興で編み出した必殺技。ジャンプして空中で高速回転しながら3本の光線を同時に発射した。カイトは戦いの後、「必死だったから出し方を覚えてない」と言っており、以後この技は使用されていない。正式名称は不明だが、竹書房『ウルトラマンマックス(パーフェクト・アーカイブ・シリーズ)』では上記のように記載されている。
- パワードトルネード
- 高速回転しながら全身からエネルギーを放出する。対魔デウス戦で使用。
- マックスタイフーン
- 敵の攻撃をスパークシールドで防いでから、それを巨大な真空竜巻に変換して放つ。ダークバルタンをバラバラに粉砕したが、再生された。
- コメットダッシュ
- 残像を残すほどの超高速で移動する能力で、敵を翻弄して奇襲攻撃を仕掛ける際に用いる。グランゴン、ケサム、エレキング、レッドキングなどとの戦いで使用し、戦闘を優位に進めた。
- 超光速移動能力(本編未使用)
- 超光速で移動して敵を撹乱させる。光の速さでも動ける。
- 必殺光線一斉発射[25]
- 複数のウルトラ戦士が光線技を一斉に発射する。映画『ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国』でデルストの大群を倒した。
関連する能力を持つ戦士
- ウルトラマンギンガビクトリー
- マックスの能力を使用可能。
- ウルトラマンオーブ
- 他のウルトラ戦士の力を借りて変身する。
オーブの形態 もう一つの力 備考 スカイダッシュマックス ウルトラマンティガ [注 10] ストリウムギャラクシー ウルトラマンタロウ
ウルトラマンゼノン
- 年齢:7900歳
- 身長:47メートル
- 体重:3万6000トン
- 飛行速度:マッハ9.99[26]
- 走行速度:マッハ8[27]
- 水中速度:マッハ5[28]
- 潜地速度:マッハ4[29]
- ジャンプ力:800メートル
13・39話に登場。初登場時にはマックスとゼットンとの戦いの最中に現れ、マックスにマックスギャラクシーの召喚能力を授けた。終盤では参戦しなかったが、M78星雲へ帰還するマックスを迎えに地球近辺まで来ており、ともに帰還した。
- デザイン・造形
- デザインは内山まもるの漫画作品『ザ・ウルトラマン』に登場したオリジナルのウルトラ戦士メロス(非武装状態)をモチーフとしており[17][30]、デザイナーの丸山浩は「本当はメロスを出したかった」と発言している[31][32]。また、一部ではウルトラマンメビウスの没デザインという説が流れているが[6]、それは丸山によって否定されている[30]。胸などのパネル上のディテールはメビウスに取り入れられている[17]。
- スーツは1着しか製作されていない[33]。エルヴィス・プレスリーを意識してもみ上げを長くしている[34]。
必殺技
- ゼノニウムカノン
- 左腕から放つ必殺光線。マクシウムカノンと同等の威力があるが、ゼットンのバリア「ゼットンシャッター」には通用しなかった。
- 第13話で使用。左腕をかざして空中に召喚したマックスギャラクシーに右腕から光線を注ぎ、マックスギャラクシーを自分(地表)の方に移動させる。作中では光線を終えた直後にゼットンに攻撃され、マックスギャラクシーはマックスに装着された。『ウルトラマン列伝』では、ゼノンは元々マックスにマックスギャラクシーを授けるために来たとフォローされており、また編集によってゼノンが直接マックスに渡したように見える演出となっている。
- ライブステージで使用。博品館劇場の登場の際、マックスギャラクシーのような武器(正式名称不明)を呼び出し、セブンのアイスラッガーを手刀に使うような動きで敵を切り裂いて倒した。
- 必殺光線一斉発射[25]
- 複数のウルトラ戦士が光線技を一斉に発射する。映画『ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国』でデルストの大群を倒した。
UDF / DASH
正式名はUNITED DEFENSE FEDERATION(日本語名:地球防衛連合)。21世紀、世界各地で頻発した自然災害の影響で現れた怪獣や宇宙からの侵略に対処すべく国連が設立した国際組織。本部はパリにあり、北欧、アフリカ、中東、ロシア、インド、中国、南米、北米、豪州、南極、日本の11箇所に支部がある。
日本支部は東京湾海上にあるベース・タイタンで、UDF 隊員の中から知力・体力を鍛え抜かれた各分野のエキスパートで結成された対怪獣防衛チーム「DASH」(DEFENSE ACTION SQUAD HEROES)がここから出撃する。DASH は24時間体制で怪獣・怪事件に立ち向かうが、通常の勤務開始は午前10時からである。また隊員達は、怪獣・宇宙人に関する事件の際に、警察や軍隊を超越した捜査権の行使や装備を使用できる。
ベース・タイタン
東京湾・臨海副都心の沖合いに建設された UDF 日本支部基地で、防衛本部も兼ねている。最上層階に DASH の司令室が置かれ、内部にはトミオカの長官室、各隊員の個室、エリーとココのエネルギーを充電するコスメティックブースをはじめ、会議室、メディカルセンター、対侵略者用モニタールーム、宇宙人調査室、射撃訓練場、ダッシュバード各機の格納庫等多くの設備や、指令本部、科学局、外交情報局、後方支援部等の部署がある。
外部には、基地正面にダッシュバード1・2号用の発進口、基地上部にダッシュマザーの格納・発進スペース、地下にはダッシュアルファとダッシュドゥカ用の秘密地下トンネルがそれぞれ設けられている。また、設定によれば要塞としての役割も与えられているため、相応の火力も配備されている。
第8話では、回収した隕石から現れたバグダラスに暗躍されたり、第18・36話では2度に渡ってシャマー星人が地球人になりすまして DASH の隊員達の挑発・妨害に現れたりなど、侵略者からの干渉を受けたこともたびたびあった。
最終話では、デロスのバーサークシステムの攻撃により、一瞬のうちに壊滅してしまったが、50年後を描いたラストシーンでは再建されている。
デザインモチーフは盾[11]。プレックスによるデザイン案では、母艦発進時の変形ギミックや母艦への小型メカ搭載ギミックなども検討されていた[11]。
武器・装備
- ダッシュスーツ
- 新素材、ナノポリマー製で赤と白の配色のジャケットに黒と灰色の配色のズボンの隊員服。防寒・防弾性に優れる。男性は詰襟、女性は開襟となっており、エリーの物は肩パッドが付加され、タイツとスカートを着用している[35]。作戦行動時にはダッシュキャップを被り、戦闘時にはダッシュグローブと両肘・両脛・両足にプロテクターを装着する。ベルトには携帯食糧や医薬品が隠されている。
- ダッシュメット
- 全世界対応のイリジウム式通信機が内蔵された高密度カーボン製のダッシュ隊員専用ヘルメット。防弾性に優れる。状況に応じて酸素マスクも取り付けることが可能。
- ダッシュパッド
- ダッシュの全隊員が携帯する万能電子通信機。怪獣の能力や物質などの分析機能も備え、音楽も聴ける。また、銃の照準機としても機能する。
- 身分証
- 隊員証で、これを持つ者は、UDF 法に基づき、ある程度の超法規活動が許可される。
- ダッシュライザー
- DASHの全隊員が携帯する赤色のリボルバー拳銃の形状をした45口径の多目的レーザー銃。シリンダーを交換してパラライザー、スタンガン、信号弾等様々なモードに変化し、多彩な用途に対応する。また、ホルスターに入れると充電され、エネルギーは常時フルに保たれる。銀色のコバ専用銃・通称『コバ・スペシャル』もある。『ウルトラマンX』第8話にてカイトの姿を借りて登場したマックスも当麻博士(スラン星人クワイラ)を攻撃する際に使用している。
- ダッシュデリンジャー
- ショーンがダッシュライザーの弱点を補うために開発したバズーカ砲。専用カートリッジを装填することで、対戦車砲に匹敵する火力の高エネルギー弾を連射できる。フェロモン弾などの発射も可能。発射時の反動が大きいため主にコバが使用する。
- デザイン画では、ロングライフルタイプ、巨大リボルバータイプのものも描かれた[36]。
- メタモルフォーザー
- 第34話でダテ博士が開発した特殊銃。ダテ博士曰く「何でも本来の姿に戻してしまう魔法の新兵器」で、パラボラ型の照射部から姿を戻す光線を発射する。ダークバルタンに対して使用された。
メカニック
- ダッシュマザー
- 全長:40m(アタックモード時は25m) 全幅:30m(アタックモード時は42m) 最高速度:マッハ3(成層圏内)、マッハ5(成層圏外) 乗員:6名
- UDF科学局が開発した世界初の高機動型小型空中機動母艦。型式名「FMAC-DM-01」。主にヒジカタ隊長が操縦する。操縦席はベース・タイタンと直結しており、ダッシュバード1号、2号を搭載してベース・タイタン上部から発進、ダッシュバードが出撃した後は空中司令室として機能する。また、同時にノーマルモード(巡航形態)からアタックモード(戦闘形態)に変形し、戦闘機としても機能するほどの高い機動性を持つ。なお、空中でダッシュバードを回収することも可能。機体材質は純チタンで、最新型ハイパワー水素エンジン4基を有する。武装は空対地/空対空ミサイル「ラグナロックミサイル」、レーザー砲「ブラストバスター」、高出力レーザー砲「ファイナルエクストリーム」などで、その戦闘能力は巡洋艦に匹敵する。
- デザインはノーマルモードが盾、アタックモードがB-2爆撃機をモチーフとしている[11]。
- ダッシュバード1号
- 全長:18m(アタックモード時は11m) 全幅:19m(アタックモード時は22m) 最高速度:マッハ5(成層圏内)、マッハ7(成層圏外) 乗員:2名
- UDF科学局が開発した主力可変戦闘機。型式名「VMAF-DB-01」。主にカイトとミズキが搭乗する。スピードを重視して開発された機体で、多用途機ではあるが操縦には高度な技量が要求される。機体材質は純チタン。エンジンとして水素エンジンの他に、垂直離着陸用の内蔵式リフトファンを有している。待機中はスタンバイモードだが、戦闘時には高速性を重視したノーマルモードや旋回性を重視した全翼機型のアタックモードに変形する。武装は小型自動追尾ミサイルポッド「スネークウィザード」、エネルギー波「ブレイクショット」、高精度レーザー銃「アロービーム」、クラスター爆弾などを装備可能な多目的ランチャーで、アタックモード時には主翼の先端部からカッター光線「ウイングブレード」を発射して接近戦も行う他、ラゴラスエヴォのマグマコアを自壊させる新兵器「A.G.メイザー」(後述)を装備したこともある。また、アクティブレーダーや統合電子戦システム、学習型コンピューターなども装備しており、無人運用も可能とされている。
- プレックスによる初期案では「ソード・ファイター」という名称で、剣をモチーフとしていた[11]。
- アタックモードのミニチュアは撮影開始初期に破損しており、作り直されるまではCGで描写された[37]。
- ダッシュバード2号
- 全長:15m(アタックモード時は16m) 全幅:15m(アタックモード時は23m) 最高速度:マッハ3(成層圏内)、マッハ5(成層圏外) 乗員:2名
- UDF科学局が開発した主力可変戦闘機で、ダッシュバード1号の兄弟機であり、エンジンなどの性能は同一。型式名「VMAF-DB-02」。主にコバとショーンが搭乗する。運動性や積載性能を重視しており、操縦は1号に比べると容易である。1号と同様に待機中はスタンバイモードだが、戦闘時には高速性を重視したノーマルモードや旋回性を重視したアタックモードに変形する。高速性より安定性を重視したため多彩な武装が搭載可能。武装はスネークウィザード、アロービーム、電磁プラズマ砲「プラズマショット」、カッター光線「ウイングブレード」など。また、追加装備としてバンカーバスターや大型ミサイル砲「ギガXL砲」、A.G.メイザーや一時的に太陽光を遮る「ブラック・ディメンション」などを搭載することもできる。
- プレックスによる初期案では「アックス・ファイター」という名称で、斧をモチーフとしていた[11]。
- ダッシュバード3号
- 全長:14m(フライトモード時は14m、ドリルモード時は16m) 全幅:14m(フライトモード時は15m、ドリルモード時は13m) 最高速度:マッハ5(成層圏内のフライトモード時)、マッハ7(成層圏外のフライトモード時) 乗員:2名
- ダテ博士がベース・ポセイドンで開発した可変特殊潜航艇。型式名「VS-DB-03」。ダッシュバードの実戦データなどをフィードバックを基に設計されたものであるため、異なる機体となったが、ショーン隊員に「ダッシュバード3」と勝手に命名され、トミオカ長官が追認して本採用された。サブマリンモード(潜航艇)からフライトモード(戦闘機)に変形して飛行することが可能で、機首アタッチメントを換装してドリルモード(地底戦車)にも変形可能。サブマリンモードからフライトモードへの自動変形は可能だが、ドリルモードからフライトモードへの変形はアタッチメント換装となるため自動では不可。武装はミサイル。運用テスト時にフライグラーが来襲し、成り行きで視察に訪れていたトミオカ長官が操縦して以後は、半ばトミオカ長官専用機となった。自爆機能も持つ。
- ダッシュアルファ
- 全長:4.5m 全幅:1.8m 最高速度:時速750km(フライトモード時:マッハ2.5) 乗員:5名
- 最高時速750kmのDASH専用の可変特捜車。型式名「VRC-DA-01」。アルファGTがベース[38]。トミオカ長官の依頼によりアルファロメオ社が製作した[39]。地上パトロール用であるが、フライトモードに変形することで車体後部の3基のサラ・ターボジェットエンジンにより飛行することが可能。その他にも装甲車並みの装甲を持ち、車体を透明化するインビジブルモードや、水中で活動する際のサブマリンモード、高速性を重視したチェイサーモード、車体に防護シールドを展開するプロテクトモード、登録された隊員以外は乗車できないセキュリティモード、遠隔操作が可能なゴーストモードがあり、その戦力はダッシュバードに匹敵する。武装はルーフから放つレーザー「ルーフレーザー」、機関銃「オートバルカン」、小型ミサイルランチャー「ストライクヴァイパー」など。ナンバープレートは、「UDF 601247DA」。
- ダッシュドゥカ
- 全長:1.3m 全幅:0.5m(ハンドル幅:0.9m) 最高速度:時速500km 総排気量:999cc 乗員:1名
- DASH専用のバイク。型式名「MC-DD-01」。ドゥカティ・ムルティストラーダがベース[39]。最新の2バルブ・デスモドロミック・ツインエンジンを装備しており、レーサーマシンを上回る高速走行が可能。武装はカウルから発射するレーザー光線と、後部シート下に装備されたミサイルを発射する2基のバズーカ砲。ダッシュアルファのような多機能メカではないが、あらゆる路面状況に対応した走行が可能。また、高いメンテナンス性も有している。ナンバープレートは、「UDF 601253DD」。
- ダッシュバードβ
- 全長:19m 全幅:19.5m 最高速度:マッハ9.5 乗員:1名
- 第12話で、パワーブースターのテスト飛行を行った高速実験機。ベース機体はダッシュバード1号で、機体後部にパワーブースターを装備している。武装は皆無で、機体は極限まで軽量化されているが、パイロットに対するGが大きいため、搭乗時には酸素マスクを装着する必要がある。コバが搭乗してテスト飛行を行ったが、ヘイレンの攻撃によって撃墜されている。
- デザインは板野一郎の案を元にプレックスの新田靖弘が手掛けた[11]。追加パーツは商品化も考慮した構成がなされている[11]。
- UDF戦闘機
- 全長:17m 全幅:15m 最高速度:マッハ4(成層圏内) 乗員:2名[40]
- 第17話に登場した、UDF豪州支部で使用されている高性能戦闘機。武装はミサイルランチャーで、ダッシュバードと異なり可変機能を持たない。3機が登場しエラーガを攻撃した。
- ミニチュアは『ウルトラマンダイナ』のTPC宇宙艇のリペイント[40]。
- UDF潜航艇[注 11]
- 第23話に登場した、ベースポセイドンのダッシュバード3号格納庫に収容されていた機体。
- ミニチュアは『ウルトラマンガイア』のセイレーン7500と『ウルトラマンコスモス』のシーダイバーにそれぞれUFDマークを貼ったもの[41]。
- コスモ・ディーバ
- 第6話に登場した燃料気化弾頭を搭載した大型ミサイル。核兵器並みの破壊力を秘めるUDFの最終兵器とされる。日本本土に激突しそうになるサブジェクト・ファントムに対し発射が決定されたが、1分前で中止された。
- 地球監視衛星ガーディアン
- 中盤からUDFが地球の周りに配備した監視偵察衛星。第13話で32基が全地球的に配置された。地球全体を360度全て監視できる他、地球に侵入する物体の位置を自動で追跡することも可能。名前はたびたび登場するもののあまり目立たない存在だが、キングジョーによって4基破壊された他、終盤ではマックスにエネルギーを与えるために全機日本上空に移動させ、太陽エネルギーをマックスギャラクシーに送る役割を果たす。
- A.G.メイザー
- 第30話に登場した新兵器。名称は「Anti Geo-monster MASER」の略。ラゴラスエヴォのマグマコアを破壊するためにショーンが開発したもので、マグマコアを自壊させる周波数の光線を発射するというもの。開発中は発射装置も自壊してしまうという欠陥を抱えていたが、別々の周波数を持つ光線を目標の直前で合成し、最適な周波数を作るという方法で解消した。光線はダッシュバード1号・2号から発射される。
- ディメンション・フォース
- 第36話に登場した新型防衛システム。サブジェクト・ファントムの原理を応用したもので、対象物を包み込んで異次元へと移動させる「異次元バリア」である。ベース・タイタンで実験が行われたが、開発者である四谷博士の正体はシャマー星人であり、マックスを異次元へ送ることが真の目的だった。また、副次的な能力としてサブジェクト・ファントムから怪獣の生体エネルギーを呼び出すことも可能。
- UDF宇宙船
- 最終回のラストシーンに登場した人類初の銀河宇宙探査船。カイトに容姿がそっくりなカイトとミズキの孫をはじめとする数名の航宙士達が搭乗し、宇宙の銀河へと旅立っていった。
UDF 一般隊員
- 基地内などで働く、カーキ色の隊員服にタクティカルベストを着用した警備員や、後方支援部に属し、最前線で DASH をバックアップするグレー一色のつなぎを身に纏った隊員など様々な部署で働く隊員がいる。
関連施設
- ベース・ポセイドン
- 第23話に登場した太平洋マリアナ諸島近海のミノス島に建設された UDF 南太平洋基地で、ダテ博士が主任を務めている。海洋資源の開発と環境調査を主目的とし、地殻調査プロジェクトも進めていた。巨大な格納庫もあり、様々なメカが収納されている。ダッシュバード3号もここで開発された。第38話で、デロスのバーサークシステムの攻撃により、一瞬のうちに壊滅させられるが、破壊される30分前にダテ博士や他の隊員たちは、オートマトンの警告を受け入れていたために全員、無事であった。
- UDF サテライト・ラボ
- 第35話に登場した大きな実験施設。収容されていたホップホップに破壊された。
- UDF ハンガー
- 第38話から最終話にかけて登場した、UDF の格納施設。東京湾近くにあり、ベース・タイタンと同様の設備を持つ。壊滅したベース・タイタンに代わり、DASH の臨時指令本部となり、ここを中心にしてオペレーション・マックスが実行された。
- 宇宙ステーション・ティガ
- 第18話に登場した施設。シャマー星人が反射板を浮かべたことで通信不能となった。
出演者
レギュラー・準レギュラー出演者
- トウマ・カイト / ウルトラマンマックス(声):青山草太[注 12]
- コバ・ケンジロウ:小川信行
- コイシカワ・ミズキ:長谷部瞳
- ショーン・ホワイト:ショーン・ニコルス
- エリー:満島ひかり
- ヒジカタ・シゲル:宍戸開
- ヨシナガ・ユカリ:桜井浩子
- ダテ博士:二瓶正也
- トミオカ・ケンゾウ:黒部進
- ナレーション:佐野史郎
ゲスト出演者
括弧内は登場した話数。
- 翔太:佐藤勇輝(1話)
- 翔太の両親:矢野武、山本奈津子(1話)
- 警官:佐藤孝輔(1話)
- アナウンサー:中西直輝(CBC)(1話)
- 葉山美宇:天川紗織(2話)
- チヒロ:鎗田千裕(3話)
- 長崎警備員:小倉直紀(4話)
- 作業員:小豆畑雅一、井上智之(4話)
- 進藤貢:螢雪次朗(5・6話)
- 新見健児:奈良坂篤(5話)
- ケサム:菊地謙三郎(7話)
- 医師:吉見純麿(8話)
- 修理工:林壮太郎(8話)[7]
- 研究員:金山孝之(8話)
- 少女:安島芽里衣(9話)
- 水上:河原さぶ(9話)
- 水上吾郎:伊藤竜也(9話)
- 建設業者:大城英司(9話)
- 婦人(少女の母):東千晃(9話)
- アナウンサー:ひがし由貴(9話)
- 警官:岡島博徳(9話)
- 若者:鈴木祐二、関崎貴則、高橋和喜、松本誠(9話)
- TVスタッフ:村石宏實(9)※カメオ出演[14]
- マサユキ:栗原玲央(10話)
- コースケ:渡辺悠(10話)
- ミナヨ:飯原成美(10話)
- ユウジ:有村雅嗣(10話)
- マサユキの母:麻生奈美(10話)
- 逃げる市民:板野一郎(10)※カメオ出演[42]
- 坂田由里:藤谷文子(11話)
- 坂田裕一:タケ・ウケタ(11話)
- 看護婦:伊東花桜、小柳こずえ(吉澤)(11話)
- 母親:山本裕子、吉田昌美(11話)
- 避難誘導員:小林啓之(11話)
- バッドスキャナーズ:高橋ヨシロウ、大谷ケンイチ、CHAKI、TAKECHIYO(アクション)(12話)
- バッドスキャナーズ・マネージャー:中村良平(12話)
- カップル:野木太郎、中村まり(12話)
- 木陰で休む男:沖本達也(12話)
- 子供:瀬川有太郎(12話)
- 小田夏美:長澤奈央 / 少女時代:澤登ひほり(13・14話)
- ベース・タイタン警備員:山賀教弘(13話)
- 老人:野村信次(13話)
- 花屋:五十嵐美鈴(13話)
- 床屋:松田真知子(13話)
- 保育士:岩佐まり(13・14話)
- 松本健:鈴木リョウジ(14話)
- アッコ:佐々木麻緒(15話)
- 医師:加門良、手塚桃子(15話)
- TVアナウンサー:岡崎宏、櫻井ゆか(16話)
- 主婦:大田沙也加[注 13]、菊地裕子、那須佐代子、森田亜紀(16話)
- 女の子:岡山優花(16話)
- 氷の美女ニーナ:上良早紀(17話)
- 屋上の子供:八木布武希(17話)
- UDFオーストラリア支部パイロット:ベンジャミン・アイッソウ(17話)
- シャマー星人(人間体・声):佐藤正宏(18話)
- UDF警備員:三元雅芸(18話)
- ネオンサイン関係会社社員:松澤仁晶(18話)
- 花火職人:金と銀(18話)
- 主婦:内倉清美、村瀬小百合(18話)
- 漁師:野口雅弘(18話)
- 鉄工所職員:佐々木仁、鈴木信二(18話)
- サラリーマン:永井博章(18話)
- 母親:尾上博美(18話)
- オザキタケル:森次晃嗣(19話)
- ターラ星人:アレクサンダー大塚(19話)
- 古代の村長:村石宏實[14]
- 山口初子:芳本美代子(20話)
- 山口武雄:小野寺丈(20話)
- 山口美里:吉谷彩子(20話)
- 山口孝:杉谷和哉(20話)
- 和尚、演歌歌手・流れ星一郎、荒くれライダー:赤星昇一郎(20話)
- 天気予報アナウンサー:三上ユリエ(20話)
- アナウンサー:井上浩(20話)
- 宮原香波:大寶智子(21話)
- 宇野一馬:本多隆(21話)
- レポーター・高山由美子:川先宏美(21話)
- 駐在:石井英明(21話)
- 青年:川島大、藤田大助(21話)
- 蓮沼征夫:石橋蓮司(22話)
- 佐伯昭宏監督:諏訪太朗(22話)
- 女:真田薫(22話)
- ベース・ポセイドン職員:井川哲也、石井揮之、大家仁志(23話)
- 黒服の男(メトロン星人):寺田農(24話)
- 楢崎刑事:六平直政 / 少年時代:藤原健太(24話)
- 篠原刑事:山本昌之(24話)
- 研究員(名札に松永要二郎):堀内正美(24話)
- 着ぐるみ職人:打出親五(24話)
- 工員:赤間浩一(赤間)、岩崎正寛、上杉陽一(24話)
- 駈:谷野欧太(25話)
- ネリル星人キーフ:河相我聞(25話)
- 的河調査団長:山崎進哉(25話)
- アナウンサー:下村彰宏(25話)
- 会社員:石田将士、濱田実里(25話)
- 高校生:小野健人、途中慎吾(25話)
- 子供:早川拓也(25話)
- TVを見ていた子供・亜由:野本ほたる(25話)
- 古理博士:犬塚弘 / 少年時代:渡辺直樹(26話)
- 古理博士の妹:渡邉ひかる[注 14](26話)
- 古理博士の母:得田舞美(26話)
- 森林監視員:足立建夫(26話)
- トネリコのステッキを持った老人:村上幹夫(26話)
- ピット星人:星野マヤ(レオール)、益子梨恵(ノヴー)(27話)
- イトイガワ技官:森永徹(27話)
- 医師:江口信(27話)
- ヤシロ:村田尚史(27話)
- 警官:荒木誠、垂柳敦志(27話)
- 主婦:椿原幹子(27話)
- リリカ:斉藤麻衣(28話)
- リリカの両親:北見誠、高井純子(28話)
- KBNメンバー:安藤一夫(横内)、伊藤久美子(妙子)、新田亮(中村)(28話)
- 子供:田口慧、庭野亜美、林泰勇騎(28話)
- 佐橋健二:佐原健二 / 俳優時代:岡田秀樹(29話)
- 西郷保彦:西條康彦 / 俳優時代:片山雅彦(29話)
- 桜木弘子:江口ヒロミ(29話)
- 人見信:青柳文太郎(29話)
- 上田耕生:赤星昇一郎(29話)
- UNBALANCE監督:満田かずほ(29話)
- UNBALANCEカメラマン:倉持武弘(29話)
- UNBALANCEスタッフ:洞内秀(奈良丸)、若林久弥(29話)
- またぎ:村石宏實(29話)[14]
- 横山巡査:正名僕蔵(29話)
- 渋谷のレポーター:小井土一章[注 15](29話)
- ストリートミュージシャン:阿部将(29話)
- 医師:正岡邦夫(30話)
- 魚屋:冨田昌則(31話)
- 八百屋:石倉良笙(31話)
- 市民:秋元さわ子、管真紀(31話)
- 研究員:新田将司、牧田雄一(31話)
- ケルス:小田井涼平(32話)
- 宇宙工作員ケダム:キャスタッフ(32話)
- タイニーバルタン(人間体・声):半田杏(33・34話)
- ダークバルタン(人間体・声):尾崎右宗(33・34話)
- 一ノ瀬勉:池田晃信(33・34話)
- 駐在の警察官:真夏竜(33・34話)
- 警備員(役名表記は「老人」):毒蝮三太夫(33話) ※「特別出演」とクレジット
- 少年少女:伊藤理衣子、倉嶋ひろか、久保田潤、藤本武男(34話)
- 生田宇宙:小林翼(35話)
- 生田希望:清水萌々子(35話)
- 生田姉弟の母:小野日路美(35話)
- レポーター:小松みゆき(35話)
- 四谷博士 / シャマー星人(声):渡来敏之(36話)
- 避難する男:徳山秀典(36話)※ノンクレジット
- 成宮和也:萩原流行(37話)
- 幼少時代のミズキ:上野一舞(37話)
- ベース・タイタン一般隊員:中村果生莉(38話)
- デロス:シェリー・スウェニー(39話)
- 2076年のUDF隊員:阿部靖史、大塚克己、グレゴリー・ペッカー、広井憲太郎(39話)
- 銀河系観測隊員:松田志織(39話)
声の出演
括弧内は登場した話数。
- ウルトラマンマックス:中井和哉
- マックスボックス、DVD特典映像ナレーション:高戸靖弘
- スラン星人:川津泰彦(4話)
- TV番組ナレーション:半田雅和(9話)
- 音楽番組ナレーション:御崎朱美(12話)
- ゼットン星人:堀之紀(13、14話)
- ウルトラマンゼノン:龍谷修武(13・39話)
- モエタランガ:遠藤守哉(31話)
- ウルトラマンマックス(分身)、ダークバルタン(分身):寺本勲[43](34話)
- オートマトン:平野正人(38話)
- サテライトバーサーク:山田真一(38・39話)
- 避難アナウンス:山田真一(38話)
- デロス:山本百合子(39話)
スーツアクター
- ウルトラマンマックス:岩田栄慶[44][45]、寺井大介[45]、山本諭[45]
- ウルトラマンゼノン:ケフィ・アブリック[33]
- :末永博志、横尾和則、中村博亮、相馬絢也、西村郎、永田朋裕、丸山貢治、高津房代、外島孝一、下川真矢[46]、福智幸太
スタッフ
- 監修・製作:円谷一夫
- 製作統括:大岡新一
- 企画:加藤直次(CBC)、江藤直行(円谷プロダクション)、中村理一郎(電通)
- プロデューサー:岡﨑剛之(CBC)、八木毅・渋谷浩康(第13話 - )(円谷プロダクション)、山西太平(電通)
- 監督:金子修介、鈴木健二、村石宏實、栃原広昭、梶研吾、菊池雄一、佐藤太、三池崇史、村上秀晃、実相寺昭雄、八木毅、高野敏幸、飯島敏宏、(オンエア順)
- 脚本:梶研吾、小林雄次、川上英幸、林壮太郎、たけうちきよと、大倉崇裕、黒田洋介、尾崎将也、金子二郎、上原正三、NAKA雅MURA、福田卓郎、太田愛、高木登、小中千昭、中島かずき、千束北男、藤川桂介(オンエア順)
- 制作プロデューサー:小山信行
- 音楽プロデューサー:玉川静
- 音楽:蓜島邦明
- 音楽協力・ピアノ:冬木透(第22・24話)
- ソプラノ:大西ゆか(第22・24話)
- 本編スタッフ
- 特技スタッフ
- キャラクターデザイン:丸山浩、酉澤安施、板野一郎、さとうけいいち
- メカニカル&アイテムデザイン:プレックス
- アイテム製作:ヒルマモデルクラフト
- CGIモーションディレクター:板野一郎
- CGIスーパーバイザー:鹿角剛
- 操演:亀甲船
- 光学アニメーション:日本エフェクトセンター
- 音響:スワラプロダクション
- 音響効果:今野康之、古谷友二
- 選曲:水野さやか、鈴木潤一朗
- 整音:松本能紀
- 造型:開米プロダクション
- スタジオ:東宝ビルト
- 機材協力:銀座サクラヤ
- 車輌協力:フィアットオートジャパン、ドゥカティジャパン、ガレーヂ伊太利屋
- カースタント:タカハシレーシング
- 劇用車製作:ダブリューツー
- 番組宣伝:重松和世
- 制作協力:バンダイナムコホールディングス、電通
放映データ
過去のウルトラシリーズは本編の間にCMを1回だけ挟む前後半構成だったが、本作は本編の間にCMが2回入る構成となっている[注 16]。本編の尺を確保するためにEDとアイキャッチがカットされ、OPも従来の90秒から70秒に短縮されたため、1回あたりの本編放送時間はウルトラシリーズで最長の24分前後となる[8][4]。番組の構成は以下の通り。
番組タイトル→アバンタイトル→オープニング→CM→本編Aパート→CM→本編Bパート→CM→本編Cパート→次回予告→情報コーナー「マックスボックス」
本作は物語上は全39話で完結するが、本放送においては最終回の翌週(2006年4月1日)に、これまでのマックスの戦いを振り返る総集編『マックススペシャルフィナーレ“ウルトラの未来へ”』を放送して終了した。最終エピソードの脚本を担当した小中千昭は、「4月1日(総集編)の放送分もあるのなら3部作にしたかった」と後に語っている。
放映リスト
- 怪獣の詳細・肩書き[注 17]は「ウルトラマンマックスの登場怪獣」を参照。
- 視聴率はビデオリサーチ調べ(関東地区)
話数 | サブタイトル | 登場怪獣・宇宙人 | 脚本 | 監督 | 特技監督 | 放送日 | 視聴率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | ウルトラマンマックス誕生! | グランゴン ラゴラス |
梶研吾 小林雄次 |
金子修介 | 鈴木健二 | 2005年 7月2日 |
5.3% |
2 | 怪獣を飼う女[注 18] | エレキング | 7月9日 | 4.1% | |||
3 | 勇士の証明 | レギーラ | 川上英幸 | 村石宏實 | 7月16日 | 3.8% | |
4 | 無限の侵略者 | スラン星人 | 梶研吾 林壮太郎 |
7月23日 | 4.7% | ||
5 | 出現、怪獣島! | レッドキング ピグモン パラグラー サラマドン |
たけうちきよと | 栃原広昭 | 鈴木健二 | 7月30日 | 3.3% |
6 | 爆撃、5秒前! | 8月6日 | 3.7% | ||||
7 | 星の破壊者 | ケサム | 梶研吾 大倉崇裕 |
梶研吾 | 菊地雄一 | 8月13日 | 3.5% |
8 | DASH壊滅!? | バグダラス | 林壮太郎 | 8月20日 | 3.7% | ||
9 | 龍の恋人 | ナツノメリュウ | 小林雄次 | 佐藤太 | 村石宏實 | 8月27日 | 3.4% |
10 | 少年DASH | メタシサス | 黒田洋介 | 9月3日 | 4.5% | ||
11 | バラージの預言 | アントラー | 尾崎将也 | 金子修介 | 9月10日 | 4.6% | |
12 | 超音速の追撃 | ヘイレン | 金子二郎 | 9月17日 | 3.2% | ||
13 | ゼットンの娘 | ゼットン星人 ゼットン ウルトラマンゼノン |
上原正三 | 八木毅 | 鈴木健二 | 9月24日 | 4.4% |
14 | 恋するキングジョー | キングジョー | 10月1日 | 3.4% | |||
15 | 第三番惑星の奇跡 | イフ | NAKA雅MURA | 三池崇史 | 10月8日 | 4.5% | |
16 | わたしはだあれ? | タマ・ミケ・クロ | 10月15日 | 3.7% | |||
17 | 氷の美女 | ニーナ エラーガ |
金子二郎 | 村上秀晃 | 菊地雄一 | 10月22日 | 4.7% |
18 | アカルイセカイ | シャマー星人 | 福田卓郎 | 10月29日 | 4.7% | ||
19 | 扉より来たる者 | ターラ星人 ギルファス |
林壮太郎 | 村石宏實 | 11月5日 | 3.4% | |
20 | 怪獣漂流 | クラウドス | 太田愛 | 11月12日 | 3.7% | ||
21 | 地底からの挑戦 | ゴモラ | 高木登 | 栃原広昭 | 鈴木健二 | 11月19日 | 5.0% |
22 | 胡蝶の夢 | 魔デウス | 小林雄次 | 実相寺昭雄 | 菊地雄一 | 11月26日 | 3.8% |
23 | 甦れ青春 | フライグラー | 栃原広昭 | 鈴木健二 | 12月3日 | 3.6% | |
24 | 狙われない街 | メトロン星人 | 実相寺昭雄 | 菊地雄一 | 12月10日 | 4.9% | |
25 | 遥かなる友人 | ネリル星人キーフ ゴドレイ星人 |
太田愛 | 八木毅 | 鈴木健二 | 12月17日 | 4.1% |
26 | クリスマスのエリー | ユニジン | 12月24日 | 3.7% | |||
27 | 奪われたマックススパーク | エレキング エレキング(幼体) ピット星人 |
小中千昭 | 八木毅 | 12月31日[注 19] | 3.3% | |
28 | 邪悪襲来 | ルガノーガー リリカ |
林壮太郎 | 村石宏實 | 2006年 1月7日 |
3.0% | |
29 | 怪獣は何故現れるのか | ゲロンガ | 小中千昭 | 1月14日 | 3.0% | ||
30 | 勇気を胸に | ラゴラスエヴォ | 髙野敏幸 | 1月21日 | 3.5% | ||
31 | 燃えつきろ! 地球!! | モエタランガ | 中島かずき | 梶研吾 | 髙野敏幸 | 1月28日 | 4.4% |
32 | エリー破壊指令 | ケルス ケルスの部下の宇宙工作員 |
大倉崇裕 | 2月4日 | 4.8% | ||
33 | ようこそ! 地球へ 前編 バルタン星の科学 |
ダークバルタン タイニーバルタン 海獣 |
千束北男 | 飯島敏宏 | 菊地雄一 | 2月11日 | 3.9% |
34 | ようこそ! 地球へ 後編 さらば!バルタン星人 |
2月18日 | 4.3% | ||||
35 | M32星雲のアダムとイブ | アダムとイブ ホップホップ |
藤川桂介 | 金子修介 | 鈴木健二 | 2月25日 | 4.3% |
36 | イジゲンセカイ | レッドキング ピグモン シャマー星人 |
福田卓郎 | 3月4日 | 4.6% | ||
37 | 星座泥棒 | ケプルス 星空の創造主サトン星人(セリフのみ) |
小林雄次 | 八木毅 | 3月11日 | 4.2% | |
38 | 地上壊滅の序曲 | オートマトン サテライトバーサーク スカウトバーサーク |
小中千昭 | 八木毅 | 3月18日 | 4.1% | |
39 | つかみとれ!未来 | デロス ギガバーサーク ウルトラマンゼノン |
3月25日 | 4.2% | |||
- | スペシャルフィナーレ 〜ウルトラの未来へ〜 |
全39話の怪獣・宇宙人 | 小林雄次 | 4月1日 | 3.3% |
主題歌・挿入歌
- オープニングテーマ
-
- 『ウルトラマンマックス』
- 作詞:及川眠子 / 作曲・編曲:高梨康治 / 歌:TEAM DASH with Project DMM
- Project DMMが『ウルトラマンコスモス』以来3年ぶりの主題歌担当となる。TEAM DASHは本作の主要キャストによる。
- 映像は異空間にマックスのシルエット、DASHのメカ、本作に登場する歴代怪獣のシルエットが映し出されるという、第1期ウルトラシリーズを意識した作りとなっている。
- 総集編ではEDとしてフルサイズが使用され、OPと合わせて番組に関わった全てのキャスト・スタッフが表示された。
- 挿入歌
-
- 『NO LIMITED』
- 作詞・作曲・編曲:大門一也 / 歌:Project DMM
-
- 『ウルトラの奇跡』
- 作詞・作曲・編曲:大門一也 / 歌:Project DMM
- 未使用曲。後に『ウルトラマンメビウス』の挿入歌として使用されている。
-
- 『NOT SO BAD』(第12話)
- 作詞・作曲:高橋ヨシロウ / 編曲:ACTION / 歌:BAD SCANNERS(ACTION)
-
- 『別れの曲』(第15話)
- 編曲:蓜島邦明
-
- 『赤とんぼ』
- 編曲・ピアノ:冬木透 / ソプラノ:大島ゆかり
- 企画ソング
-
- 『TO THE MAX』
- 歌:Project DMM
漫画
映像ソフト化
本編
- 2005年12月23日から2006年9月22日にかけ、DVDがバンダイビジュアルより発売された。全10巻で第1巻は2話、第10巻は5話、それ以外の巻は4話収録。本作以降、DVDのみの販売となった。下記商品番号は販売専用分のものを記載。
- 2005年12月23日 BCBS-2382
- 2006年1月27日 BCBS-2383
- 2006年2月24日 BCBS-2384
- 2006年3月24日 BCBS-2385
- 2006年4月26日 BCBS-2386
- 2006年5月26日 BCBS-2387
- 2006年6月23日 BCBS-2388
- 2006年7月28日 BCBS-2389
- 2006年8月25日 BCBS-2390
- 2006年9月22日 BCBS-2391
- 2008年2月22日にはテレビ本編の内容を1時間に再編集した、『クライマックスストーリーズ ウルトラマンマックス』が発売された。ナレーションはトウマ・カイト役の青山草太が担当。
- 2012年10月26日にはDVD-BOXが発売された[48]。
関連DVD
- ウルトラマンマックス マックス&DASHのひみつ!(2006年1月27日)BCBK-2403
- クライマックス・ストーリーズ ウルトラマンマックス(2008年2月22日)BCBK-3190
DVDでの変更点・追加点
- 第11話「バラージの預言」
- 本放送分のみ、冒頭部分に子供たちがゴジラとガメラの玩具を戦わせて遊ぶシーンがある[47][2]。この回の監督を務めた金子修介がゴジラシリーズとガメラシリーズ両方の監督を務めていたことから生まれた、「ゴジラVSガメラ」というお遊び的なシーンである[2]。金子が東宝プロデューサーの富山省吾や角川映画から許可を得ており、版権上の理由からDVDでは削除される前提で撮影された[2]。
- 第15話「第三番惑星の奇跡」
- セル版のDVDのみに、本来のラストシーンとは別に「もう一つの結末」が特別収録されている。内容は本編ラストシーンのNGカットに演出を加えたコメディタッチのもので、三池崇史の監督作品では定番のお遊びである。
- 放送上の最終話「スペシャル・フィナーレ〜ウルトラの未来へ〜」
- テレビシリーズのDVDには収録されていなかったが、その後の2008年2月に再編集版が『クライマックス・ストーリーズ』の第3弾として発売された。
他ウルトラシリーズへの客演
ギャラクシークライシス(詳細は大怪獣バトル#世界観を参照)以降の設定もあり、『マックス』本編から直接つながらない別世界へ普通に客演している。
- 『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』
- 宇宙警備隊の一員としてマックスとゼノンが登場し、ウルトラマンベリアルと戦う。しかし、マックスはギガバトルナイザーによる打撃を受けて壁に叩きつけられ、ゼノンもベリアルの強烈なキックに吹っ飛ばされ、両者とも有効な攻撃を与えられないまま倒される。その後、光の国の氷結に巻き込まれてしまうが、ウルトラマンゼロがベリアルから「プラズマスパーク・エネルギーコア」を取り戻したことにより復活する。最後にウルトラマンネオス、ウルトラセブン21、ウルトラマンボーイと一緒にいる場面が見られ、ゼノンがマックスの肩に手を置いていた。
- 『ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国』
- ゼノンと共に前作に引き続いて登場し、カイザーベリアルが送り込んだダークロプス軍団と戦う。
- 『劇場版 ウルトラマンギンガS 決戦!ウルトラ10勇士!!』
- マックスが登場。時空城でスラン星人(エタルダミー)と戦った。
- 『マックス』の登場怪獣はスーツが現存していないものが多く、対戦相手の選定は一番難航した[49]。企画段階では10周年となるマックスをメインゲストとし、車両が現存しているダッシュアルファを登場させる案も存在していた[49]。両作品の脚本を担当した小林雄次は、アンドロイドの登場や地底世界との関わりなど『マックス』と『ギンガS』には共通項が多いと分析している[49]。
- 『ウルトラマンX』
- 第8話「狙われたX」に登場。『マックス』本編でマックスに倒されたスラン星人の同族であるスラン星人クワイラを追って、『X』の世界を訪れる。トウマ・カイトも登場するが本人ではなく、クワイラの擬態した姿とマックスの擬態した姿の2人が登場する。
- マックスの擬態したカイトはDASHの制服を着用してダッシュライザーも所持しており、クワイラの擬態したカイトに対して発砲する。変身後にはクワイラと彼に操られたウルトラマンエックスとゼットンによって劣勢へ追い込まれるが、エックスがクワイラの支配下から逃れた後にはエックスと共闘し、自身はクワイラと対決する。クワイラとゼットンを倒した後、大地にウルトラマンマックスカードを与えて『X』の世界から飛び去っていった。
- 『劇場版 ウルトラマンX きたぞ!われらのウルトラマン』
- マックスが登場。サイバーカードによって召還され、ツルギデマーガの1体と戦う。
視聴者参加企画
放送に先駆け、円谷プロとCBCによる視聴者参加企画として「怪獣デザインコンテスト」と「伝説の怪獣人気投票」の2企画が行われた。「伝説の怪獣人気投票」では古代怪獣ゴモラが1位となり[50]、第21話「地底からの挑戦」に登場。一方、「怪獣デザインコンテスト」では8歳の少年が考えたルガノールが最優秀賞を受賞し[51]、第28話にルガノーガーとして登場した。また、怪獣デザインコンテスト優秀賞の怪獣たちは、放送の最後にあるミニコーナー「マックスボックス」で紹介された。
脚注
注釈
- ↑ 変身バンクが用いられ、カイトがダッシュメットを着用したバージョン、ダッシュキャップを着用したバージョン、いずれも着用していないバージョンの3種類がある。
- ↑ サブタイトルは各話ごとに異なるロゴデザインが使われる。
- ↑ 旧作の怪獣を再登場させるという案は前々作『ウルトラマンコスモス』の時点でも発案されていたが、こちらではバルタン星人が劇場版に登場した程度にとどまった。
- ↑ ナレーションの佐野史郎など、スタッフやキャストも『ウルトラQ dark fantasy』から引き続いている者が多い[5][4]。
- ↑ 主演の青山草太、監督の佐藤太や村上秀晃、第10話脚本の黒田洋介、音楽の蓜島邦明らは、同年に金子が総監督を務めたテレビドラマ『ホーリーランド』からのつながりである[9]。ヒジカタ役の宍戸開は金子が監督した『あずみ2 Death or Love』からのつながりで、金子が直接メールでオファーした[2]。脚本家の金子二郎は金子修介の実弟であり[2]、監督の栃原広昭は金子の下で助監督を務めていた人物である[10]。第11話ゲストの藤谷文子は金子が監督を務めた平成ガメラシリーズのヒロインであり、同話での役どころも平成ガメラを彷彿とさせるものであった[2]。その後、青山と満島ひかりは本作品からのつながりで金子が監督を務めた『デスノート』に出演している[2]。
- ↑ 『ネクサス』では、前日談として『ULTRAMAN』が製作されている。
- ↑ 第8話で誕生日を迎える
- ↑ 主人公が結婚して家庭を持つのは、『ウルトラマンティガ』のダイゴ以来である。
- ↑ 「大怪獣バトル」シリーズでは、「ギャラクシークライシス」という事件により、世界観の矛盾を解決している。
- ↑ ウルトラマンティガ(スカイタイプ)とウルトラマンマックスの力を借りて変身した形態。
- ↑ 名称は『円谷プロ図録』より[41]。
- ↑ 第39話ではカイトの孫役も担当。
- ↑ 太田沙也加と誤記。
- ↑ SUPER☆GiRLSの渡邉ひかるとは別人。
- ↑ 小井戸一章と誤記。
- ↑ 2年前に同枠で放送された『美少女戦士セーラームーン』でもほぼ同じ構成だったが、本番組のような冒頭の番組タイトルはなく、オープニングで表示されていた。
- ↑ グランゴンの「溶岩怪獣」などの別名。
- ↑ 当初のタイトルは「禁断のペット」であった(エレキングのソフビのタグにその名残が残っている)。また、My First BIG SPECIAL『ウルトラマンタロウ』(内山まもる / 小学館、2005年)では「怪しいペット」と表記されていた。
- ↑ ウルトラシリーズでは初めて大晦日に放送された[47]。
出典
- ↑ 1.0 1.1 1.2 1.3 宇宙船YB 2006, p. 59
- ↑ 2.0 2.1 2.2 2.3 2.4 2.5 2.6 2.7 2.8 2.9 マックス!マックス!マックス! 2006, 「監督!監督!監督! 金子修介」
- ↑ 宇宙船YB 2006, p. 25.
- ↑ 4.0 4.1 4.2 4.3 4.4 マックス!マックス!マックス! 2006, 「監督!監督!監督! 八木毅」
- ↑ 5.0 5.1 5.2 5.3 ネクサス&マックス 2006, p. 100
- ↑ 6.0 6.1 6.2 ウルトラマン全史 2013, pp. 76 - 77.
- ↑ 7.0 7.1 7.2 7.3 7.4 7.5 7.6 7.7 マックス!マックス!マックス! 2006, 「監督!監督!監督! 梶研吾」
- ↑ 8.0 8.1 8.2 ネクサス&マックス 2006, p. 101
- ↑ マックス!マックス!マックス! 2006, pp. 52、59、60、76.
- ↑ マックス!マックス!マックス! 2006, 「監督!監督!監督! 栃原広昭」.
- ↑ 11.0 11.1 11.2 11.3 11.4 11.5 11.6 11.7 11.8 マックス!マックス!マックス! 2006, 「Design!Design!Design! PLEX編」
- ↑ 講談社『テレビマガジン特別編集 大決戦!超ウルトラ8兄弟』による。
- ↑ マックス!マックス!マックス! 2006, pp. 53、58.
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- ↑ 「登場キャラクター データベース」Blu-ray『劇場版 ウルトラマンギンガS 決戦!ウルトラ10勇士!! Blu-ray メモリアル BOX』(バンダイビジュアル BCXS-0996)封入 作品解説書 SPECIAL NOTES(構成・文:島崎淳 / 監修:小林雄次 / 執筆協力:戸倉光治)
- ↑ 16.00 16.01 16.02 16.03 16.04 16.05 16.06 16.07 16.08 16.09 16.10 16.11 16.12 マックス!マックス!マックス! 2006, pp. 6-7
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- ↑ 2013年7月15日のツイート - 丸山浩(@hiro_mrym)|Twitter
- ↑ 33.0 33.1 マックス!マックス!マックス! 2006, p. 12
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- ↑ 青二プロダクションによる寺本勲のプロフィール2013年5月19日閲覧。
- ↑ 宇宙船YB 2006, p. 24.
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- ↑ 講談社「ウルトラ怪獣DVDコレクション1」より
- ↑ 47.0 47.1 宇宙船YB 2006, p. 58
- ↑ 円谷ステーション (2012年5月18日). “ウルトラファン待望の『ネクサス』『マックス』『メビウス』初DVD-BOX化!ハイコンセプト・ウルトラマン、連続リリース!”. . 2012年5月18日閲覧.
- ↑ 49.0 49.1 49.2 「STAFF INTERVIEW 脚本 小林雄次×中野貴雄」Blu-ray『劇場版 ウルトラマンギンガS 決戦!ウルトラ10勇士!! Blu-ray メモリアル BOX』(バンダイビジュアル BCXS-0996)封入 作品解説書 SPECIAL NOTES(構成・文:島崎淳 / 監修:小林雄次 / 執筆協力:戸倉光治)
- ↑ 「伝説の怪獣人気投票」結果発表!! - ウルトラマンマックス
- ↑ 怪獣デザインコンテスト最優秀賞決定!! - ウルトラマンマックス
参考文献
- 『宇宙船YEAR BOOK 2006』 朝日ソノラマ〈ソノラマMOOK〉、2006-04-20。ISBN 4-257-13086-5。
- 『ウルトラマンネクサス&ウルトラマンマックス』 講談社〈テレビマガジン特別編集〉、2006-09。ISBN 4061784331。
- 『ウルトラマンマックス マックス!マックス!マックス!怪獣大画報』 宇宙船編集部 編、円谷プロダクション 監修、朝日ソノラマ〈ファンタスティックコレクション〉、2006-10-30。ISBN 4-257-03735-0。
- 『ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国超全集』 構成 間宮尚彦・乗浜彩乃、小学館〈てれびくんデラックス 愛蔵版〉、2011-01-31。ISBN 9784091051325。
- 『円谷ヒーロー ウルトラマン全史』 講談社 編、講談社〈講談社MOOK〉、2013。ISBN 978-4-06-389762-3。
- 『円谷プロ図録』 ネコ・パブリッシング〈NEKO MOOK〉、2013。ISBN 978-4-7770-1440-8。
- 『週刊 ウルトラマン OFFICIAL DATA FILE』デアゴスティーニ・ジャパン
- 「ウルトラマンデータページ ウルトラマンマックス」、『週刊 ウルトラマン OFFICIAL DATA FILE』10号、2009年8月18日、 SERIES 19 SHEET 01、 JAN 4910215230894。
- 「ウルトラマンデータページ ウルトラマンマックス」、『週刊 ウルトラマン OFFICIAL DATA FILE』54号、2010年6月22日、 SERIES 19 SHEET 02-2、 JAN 4910278040607。
関連項目
外部リンク
CBC制作・TBS系列 土曜7:30 - 8:00枠 | ||
---|---|---|
前番組 | 番組名 | 次番組 |
ウルトラマンネクサス
(2004年10月2日 - 2005年6月25日) |
ウルトラマンマックス
(2005年7月2日 - 2006年4月1日) 【本作品までCBC制作かつ特撮番組枠】 |