インパルス (お笑いコンビ)
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インパルス IMPULSE | |
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メンバー |
板倉俊之 堤下敦 |
出身 | NSC東京校4期 |
プラス2トン(堤下) ゼナイル(板倉) | |
芸種 | コント、漫才 |
受賞歴 | |
2009年 キングオブコント 4位 2011年 キングオブコント 4位 |
インパルスは、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属のお笑いコンビ。コンビ名の由来は、1998年のコンビ結成当時に堤下が乗っていたオートバイ(スズキ・GSX400インパルス)の名前から。
Contents
メンバー
略歴・概要
- 東京NSCの4期生。1998年12月に「インパルス」を結成。同期にはロバート・森三中などがいる。
- お笑いブーム到来の数年前から活躍しており、2003年に『エンタの神様』に出演して頭角を現す。2005年にレギュラー番組『はねるのトびら』がゴールデン進出に成功して大人気を博したこともあって本格的にブレイク。現在では双方がピンで活躍することも多い。
- コンビ揃って歌が上手く、『お笑い芸人歌がうまい王座決定戦スペシャル』では準決勝まで残ったことがある。
- 『ウンナン極限ネタバトル! ザ・イロモネア 笑わせたら100万円』には番組初回(2005年1月3日)に出場し、初挑戦ながら見事チャレンジ成功を成し遂げ番組初の100万円獲得者となった。更に同年4月5日の放送回にも出場し、チャレンジ成功・100万円獲得を成し遂げ番組史上初の2連覇(2回連続100万円獲得)を達成した。なお、同番組内で2連覇を達成した事のある芸人は彼らと劇団ひとり、アンガールズ、バナナマンの4組のみである[1]。その後もイロモネアには出場を重ねるもののしばらく不調が続き100万円獲得から遠ざかっていたが、2012年3月29日の放送内にて約7年振りにチャレンジ成功を果たし、通算3度目の100万円獲得を果たした。なお、同番組内で100万円を3度獲得している芸人は彼らを含め劇団ひとり、田中卓志(アンガールズ)、バナナマンの4組のみである。
- キングオブコント2009では初の決勝進出。1stラウンドを6位で折り返すものの、2ndラウンドで代表作「乙女心を持った警官」を披露し、全体で2位の「868点」を獲得。結果は4位。2011年、決勝進出組に返り咲く。優勝候補の呼び声が高かったが4位に終わる。板倉は優勝したロバートについて「1本目の点数に本気でムカついた」とコメントし、笑いを誘った。また、多くの芸人が司会のダウンタウンから話を振られてしどろもどろになるなか、堤下は松本人志に「豚はどう思う?」と3度振られ、3度とも即座に的確なツッコみを返し笑いを誘った。
- 上記のようにキングオブコントで2度決勝に進出しており、かつ2000年代前半には『エンタの神様』などのネタ番組でコントを多く披露している事から「コント師」の印象が強いが、漫才も行うことがあり、コント同様に実力も高い。
- M-1グランプリには2002年・2003年に出場し、2年連続で準決勝進出を果たしている。
- 『爆笑オンエアバトル』でも2002年11月23日放送回に出場した際、漫才を披露(ネタは「携帯の会社を作る」)しており、465KBを獲得してトップ通過を果たしている。しかし、2003年3月1日放送回(愛知県・名古屋市収録)では同じく漫才を披露するも、結果は409KBながら6位でオフエアとなってしまった[2]。また、この負けが響いてしまい、インパルスは年間4勝(「チャンピオン大会」出場の最低条件)目を獲得する事が出来ず、この年のチャンピオン大会に出場できなかった。この年のインパルスは敗退を喫するこの回まで3回連続でトップ通過を果たすなど(その内2回はオーバー500を記録)非常に好調であり、もしこの日オンエアされていたら合計KBは1892KBに達しており、年間ランキング5位に入ってチャンピオン大会出場は確実であった。
- 2003-2004年から始まったお笑いブームの波に乗ってブレイクしたが、テレビ朝日系列で放送されていた『笑いの金メダル』には一度も出演経験が無かった[3]。
- 2016年の2月末に一部週刊誌などで「解散目前」と報道されたが、その後の記者の取材に対しては板倉・堤下共々「解散はない」と完全に否定している[4]。しかし、2017年に堤下が6月・10月と立て続けに自動車による人身事故を起こして半年間の謹慎を発表した事もあって、再び解散説が浮上している[5]。
芸風
板倉が演じる奇妙なキャラクターに対し、常識人を演じる堤下がツッコミを入れるのが基本なスタイル。
代表的なネタ
- ヨハン
- 板倉演じる「しみず かずたか」という人物がトラブル(キセル、立ち小便など)を引き起こし、堤下(駅員、家の住人など)が素性を問いただしていくコント。
- 「名前は?」と訊かれて「ヨハン・リーベルト」と答え、さらに「年齢は?」と訊かれて「私に年齢という概念はない」と答えるなど、無茶苦茶な返答を繰り返す板倉に対し、痺れを切らした堤下が机を叩く、ペットの犬が吠えるなどといった脅しをかけると、素直に答えるというパターン。
- ちなみに、「ヨハン・リーベルト」という名前は、板倉の愛読書である『MONSTER』の登場人物が由来。
- 女心
- 板倉演じる(暗い過去を持った)女性に、堤下が振り回されるというコント。
- ウエイトレスや保育園の園長など女性にまつわる職業が多いものの、場合によっては男警官というパターンもある。
- おとぼけオジサン
- 板倉演じる壮年男性(電気屋、元駅員など)に、堤下が振り回されるというコント。
出囃子
- BUMP OF CHICKEN「sailing day」
出演作品
個人単独での出演は各自項目を参照。
過去の出演
テレビ番組
- 爆笑オンエアバトル(NHK総合)戦績5勝1敗 最高509KB
- 初挑戦回でいきなりオーバー500(509KB)を記録し、そのまま3戦連続でトップ通過を果たすも、上述の通り4戦目で惜しくも6位敗退に終わりチャンピオン大会進出はならなかった。なお、初挑戦からの3戦連続トップ通過は番組タイ記録であり、これは歴代でもインパルスを含めアンタッチャブル、ドランクドラゴン、パンクブーブーの4組しか達成した事がない[6]。
- 出場回数は6回と少ない方だが、2008年12月30日に放送された爆笑オンエアバトル10周年企画「ヒーローたちの伝説ネタSP」では視聴者からの多数のリクエストにより、初挑戦時の映像(2002年9月21日放送回、ネタは「キセルの取り調べ」)がフルで流されていた[7]。
- 上述の「キセル」ネタはかなり反響があったようで、過去にオンエアバトルで行われたアンケート内での「最も印象に残ったネタランキング」という項目でも初登場回ながら第3位(19票)にランクインされていた[8][9]。
- 余談だが、3回目の出場(2003年2月8日放送回・東京収録)でのネタ前にやる紹介コメントの際に、堤下の名前がテロップで「提下 敦」と誤って表記されてしまった事がある。
- インパルス&ドランクドラゴンの年末感動列島(日本テレビ)メイン
- インドラの眼(日本テレビ)メイン
- はじめ人間インパルス(TBS)メイン
- マトモニンゲン!?YES・NO!(TBS)メインMC
- 爆笑!!街角プロレス(日本テレビ)メインMC
- デジリポ(よみうりテレビ)メインMC
- 爆笑問題のバク天!(TBS)準レギュラー
- みちのくインパルス(ミヤギテレビ)メイン
- ワイ!ワイ!ワイ!(ヨシモトファンダンゴTV)メインMC
- 〜本人発信バラエティ〜 てっぺん! バトルカード インパルセンス(ヨシモトファンダンゴTV)メイン
- 仁義換金(テレビ東京)メインMC
- リンカーン(TBS)準レギュラー
- もりすぎッ!(東海テレビ)メイン
- アドレな!ガレッジ(テレビ朝日)準レギュラー
- タモリ倶楽部(テレビ朝日)不定期出演 板倉は進行役が多い
- 人間!これでいいのだ(TBS)
- タモリのボキャブラ天国 大復活祭スペシャル(フジテレビ、2008年)キャッチコピーは「電気ビリビリ」
- おはスタ 第1部(テレビ東京、2008年4月 - 2009年4月)
- 笑・神・降・臨(NHK総合、2009年4月)
- 歌うま芸人をぶっ飛ばせ! うまカラ!ちゃん(福岡放送)
- エンタの神様(日本テレビ)キャッチコピーは「ボケとツッコミの化学反応」→「強烈コントの個性派」(2016年10月1日放送回)、「台詞(ことば)の妖術師」(板倉のみ)
- ぐるぐるナインティナイン(日本テレビ、2010年10月21日)「グルメチキンレース・ゴチになります!」に、休養中の岡村隆史(ナインティナイン)の代役として出演
- はねるのトびら(フジテレビ)
- フカボリン(テレビ東京、2012年10月 - 2013年3月)
- 踊る!さんま御殿(日本テレビ)※不定期
- アッコにおまかせ!(TBS)※不定期
インターネット番組
- 内村さまぁ〜ず(2016年4月25日)
テレビドラマ
- 整形美人。(フジテレビ、2002年)ゲスト出演
- ナースマンがゆく(日本テレビ、2004年)堤下:五反田六平 役(レギュラー出演)、最終話に板倉がゲスト出演
- 危険なアネキ(フジテレビ、2005年)第1話、板倉:飛行機の乗客 役、堤下:焼き芋屋 役
- 世にも奇妙な物語 20周年スペシャル・春 〜人気番組競演編〜「ナデ様の指輪」(フジテレビ、2010年)本人役
映画
- ほんとうにあった怖い話 怨霊(2004年)板倉:室田仁志 役、堤下:高橋智徳 役
- 劇場版 テニスの王子様 二人のサムライ The First Game(2005年)声の出演、板倉:ジャン・ジャック・マルソー 役、堤下:アルベルト・シュバイツ 役
- ブレイブ ストーリー(2006年)板倉:若い司教 役、堤下:犬ハイランダー 役[10]
- 樹海のふたり(2013年)ダブル主演、板倉:竹内哲 役、堤下:阿部弘 役
ラジオ番組
- インパルス・ラジオパニック(ニッポン放送)
- インパルスのガッチャガッチャ(文化放送「レコメン!」内)水曜日
- インパルスのガッチャガッチャガッチャ(文化放送「レコメン!」内)水曜日
CM
- アサヒビール ビールテイスト飲料「ポイントワン」(2005年3月 - )
- アウトソーシング(2005年)主役バージョンは堤下のみ、板倉は北陽の虻川バージョンに出演
- 日産自動車「はねるのトびら x 日産ミニバンシリーズ」(2006年)
- 吉野家(2007年5月 - )
- ジョージア・エメラルドマウンテンブレンド(2010年・松本人志率いる「スッキリ派」)
- ネクソン「サドンアタック」(2012年3月 - )
DVD・ビデオ
- 「はねるのトびら」
- 「はねるのトびらII」
- 「はねるのトびらIII」
- 「はねるのトびらIV」
- 「おちゃらけソーセージ」(単独ライブ)
- 「球根」(単独ライブ)
- 「球根2」(単独ライブ)
- 「非売よしもと本物流」レンタル専用。HMVでも販売あり。
- 2005年7月号・赤版には板倉主演ショートムービー「THE ZOMBIE TEACHERRRR」
- 2005年8月号・赤版には板倉監督・主演ショートムービー「囚人29号」を収録。
- 2005年10月号・赤版「デブだらけの大運動会」
- 2005年12月号・赤版「デブだらけの大忘年会」では板倉が司会・堤下が競技者
- 2006年3月号・赤版「芸人の休日のススメ」板倉の部屋に芸人が集まり、板倉の考えた「芸人人生ゲーム」で盛り上がる。
- 2006年6月号・青版「デブだらけの氷上運動会」
- 「村雨〜むらさめ〜」(単独ライブ)
- 「地下室」(単独ライブ)
- 「丘の上の木下で」(単独ライブ)
写真集
- 「男写」(ワニブックス、2005年9月)
単独ライブ
- 2001年
- 3月29日 - 「ボギー」(SPACE107/東京)
- 8月5日 - 「ブクロでルンルン」(池袋アムラックスホール/東京)
2002年 「ITAKURA」
- 2003年
- 8月7日 - 「おちゃらけソーセージ」(ヤクルトホール/東京)
- 2004年
- 4月12日 - インパルスセレクションライブ「球根」(ルミネtheよしもと/東京)
- 2006年
- 6月19日 - インパルスセレクションライブ「球根Ⅱ」(シアターアプル/東京)
- 2010年
- 5月3日 - 4日 - 「村雨〜むらさめ〜」(紀伊国屋サザンシアター/東京)
- 2011年
- 5月3日 - 4日 - 「地下室」(紀伊国屋サザンシアター/東京)
- 2012年
- 8月8日 - 9日 - 「丘の上の木の下で」(俳優座劇場/東京)
脚注
- ↑ 4組全員所属事務所が違う(インパルス=吉本興業、劇団ひとり=太田プロダクション、アンガールズ=ワタナベエンターテインメント、バナナマン=ホリプロコム)。
- ↑ この日はこの年の通常回最後の放送であり、年間4勝を狙う芸人が多くひしめき合っていた事に加え、球が通常より比較的多く入りやすい地方収録だった事も大きな原因と言える。現にこの日オンエアを獲得したアルファルファ・江戸むらさき・ブラザース・チュートリアルの4組は全員年間4勝を獲得しチャンピオン大会へと進出している(5位のチュートリアルは461KBであり、インパルスとはおよそ玉13個分もの差があった)。なお、インパルスが「オンバト」において地方収録に参加したのは、この回が最初で最後となっている。
- ↑ ただし、レギュラー放送開始前の笑金の前身番組である『お笑いPRIDE!頂上決戦スペシャル』には出演しており、そこで優勝も果たしている。
- ↑ “解散目前と噂 人気コンビ・インパルスのふたりに真相を直撃”. 週刊女性PRIME (2016年2月23日). . 2018閲覧.
- ↑ “『インパルス』解散まで秒読み?堤下のメンタルは限界か”. excite.ニュース (2017年10月30日). . 2018閲覧.
- ↑ なお、この4組の中で出場回数が10回未満なのはインパルスのみである。
- ↑ 同回ではタカアンドトシ、ドランクドラゴン、アンタッチャブル、NON STYLE、ラーメンズのネタもフルで流されていたが、この5組は10回以上出場経験があり尚且つチャンピオン大会にも出場経験があるのに対し、インパルスは出場10回未満でチャンピオン大会出場経験も無いため、少ない出場数ながら強烈な印象を残していたと言える。
- ↑ 公式本『爆笑オンエアバトル4』- 「福岡・大阪・名古屋・東京 - 800人アンケート(P.87)」より。
- ↑ 因みに1位はアンジャッシュの『ピーポー君』(34票)で、2位はダイノジの『小西』(26票)であった。
- ↑ “ブレイブ ストーリー”. GONZO公式サイト. . 2016閲覧.
関連項目
外部リンク
- [[[:テンプレート:吉本プロフィール]] 公式プロフィール]
- インパルス堤下敦のブログ「俺とバーボン」
- インパルス‐よしもとアール・アンド・シー
キングオブコント ファイナリスト(2回) |
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テンプレート:キングオブコント2009 テンプレート:キングオブコント2011 |