アルジャーノン・パーシー (第6代ノーサンバーランド公爵)

提供: miniwiki
移動先:案内、検索

第6代ノーサンバーランド公爵アルジャーノン・ジョージ・パーシー（英語: Algernon George Percy, 6th Duke of Northumberland, KG, PC、1810年5月20日 - 1899年1月2日）は、イギリスの政治家、貴族。

ヴィクトリア朝の保守党政権下で閣僚職を歴任した。

経歴

ファイル:6th Duke of Northumberland.png
1884年6月14日の『バニティ・フェア』誌に描かれたノーサンバーランド公。

1810年5月20日、後に第5代ノーサンバーランド公爵となるロヴェイン卿ジョージ・パーシー（English版）とその妻ルイーザ（旧姓ウォートレイ）の長男として生まれる[1][2]。

1831年から1832年にかけてバー・オールストン選挙区（English版）から選出されて庶民院議員を務める[3]。1852年から1865年にかけては北ノーザンバーランド選挙区（English版）から選出される[4]

保守党に所属し、1858年から1859年にかけて第二次ダービー伯爵内閣で海軍省民政長官（English版）、ついで支払長官（English版）と商務庁副長官（English版）を務めた[5]。

1867年に爵位を継承して貴族院へ移籍した。1867年にダービー伯爵やディズレーリが行った第二次選挙法改正（English版）には「下層民を我々の仲間に引き入れるつもりか」と述べて強く反対し、1868年の総選挙でもディズレーリ政権に協力しようとしなかった[6]。

1878年から1880年にかけては第二次ディズレーリ内閣で王璽尚書を務めた[7]。1877年から死去するまでノーサンバランド知事（English版）を務める[7]。

1886年中に成立した自由党政権第三次グラッドストン内閣によるアイルランド自治法の際には「1832年と1867年（二度の選挙法改正）に我々貴族が譲歩した結果、現在の事態を招いた。これ以上何らの譲歩も許されない」と述べて強く反対した[8]。1886年にガーター勲章を受けた[9]。

1869年から1886年にかけてはフリーメイソンのノーサンバーランド地方のグランドマスター代理を務めた[2]。

1899年1月2日に死去した[1]。

栄典

爵位/準男爵位

1867年8月21日に父ジョージ・パーシー（English版）の死により以下の爵位を継承[2][1]。

  • 第6代ノーサンバーランド公爵 (6th Duke of Northumberland)
    (1766年10月22日の勅許状によるグレートブリテン貴族爵位)
  • 第7代ノーサンバーランド伯爵 (7th Earl of Northumberland)
    (1749年10月2日の勅許状によるグレートブリテン貴族爵位)
  • 第6代パーシー伯爵 (6th Earl Percy)
    (1766年10月22日の勅許状によるグレートブリテン貴族爵位)
  • 第3代ビバリー伯爵（English版） (3rd Earl of Beverley)
    (1790年11月2日の勅許状によるグレートブリテン貴族爵位)
  • ノーサンバーランド州におけるワークワース城の第7代ワークワース男爵 (7th Baron Warkworth, of Warkworth Castle in the County of Northumberland)
    (1749年10月2日の勅許状によるグレートブリテン貴族爵位)
  • ノーサンバーランド州におけるアニックの第4代ロヴェイン男爵 (4th Baron Lovaine, of Alnwick in the County of Northumberland)
    (1784年1月28日の勅許状によるグレートブリテン貴族爵位)
  • (ヨーク州におけるスタンウィックの)第9代準男爵（English版） (9th Baronet, "of Stanwick in the County of York")
    (1660年8月2日の勅許状によるイングランド準男爵位)

勲章

家族

1845年にルイーザ・ドラモンドと結婚し、彼女との間に以下の2子を儲ける[2][1]。

脚注

注釈

出典

  1. ↑ 1.0 1.1 1.2 1.3 1.4 Lundy, Darryl. “Algernon George Percy, 6th Duke of Northumberland” (英語). thepeerage.com. . 2016-2-3閲覧.
  2. ↑ 2.0 2.1 2.2 2.3 2.4 Heraldic Media Limited. “Northumberland, Duke of (GB, 1766)” (英語). Cracroft's Peerage The Complete Guide to the British Peerage & Baronetage. . 2016-2-3閲覧.
  3. ↑ leighrayment.com House of Commons: Bedford to Berwick upon Tweed
  4. ↑ leighrayment.com House of Commons: Northampton North to Nuneaton
  5. ↑ The London Gazette: no. 22236. p. 988. 1859年3月4日。
  6. ↑ 海保(1999) p.114
  7. ↑ 7.0 7.1 leighrayment.com Peerage: Norfolk to Nuneham
  8. ↑ 海保(1999) p.115
  9. ↑ The London Gazette: no. 25561. p. 848. 1886年2月23日。

参考文献

外部リンク

公職
先代：
トマス・ベアリング 		海軍省民政長官（English版）
1858年 - 1859年 		次代：
フレデリック・リゴン閣下（English版）
先代：
第4代ドナウモア伯爵（English版） 		支払長官（English版）
1859年 		次代：
ジェームズ・ウィルソン（English版）
商務庁副長官（English版）
1859年
先代：
初代ビーコンズフィールド伯爵 		王璽尚書
1878年 - 1880年 		次代：
第8代アーガイル公爵
無効なパラメータ
先代：
クリストファー・ブラケット（English版）
デヴィッド・ライオン 		バー・オールストン選挙区（English版）選出庶民院議員
1831年（English版） - 1832年（English版）
同一選挙区同時当選者
デヴィッド・ライオン 		廃止
先代：
オサルストン子爵（English版）
サー・ジョージ・グレイ准男爵 		北ノーザンバーランド選挙区（English版）選出庶民院議員
1852年（English版） - 1865年（English版）
同一選挙区同時当選者
オサルストン子爵（English版）(1832 - 1859)
サー・マシュー・ホワイト・リドリー准男爵（English版）(1859-1868) 		次代：
サー・マシュー・ホワイト・リドリー准男爵（English版）
ヘンリー・パーシー卿（English版）
名誉職
先代：
第3代グレイ伯爵（English版） 		ノーサンバランド知事（English版）
1878年 - 1899年 		次代：
第4代グレイ伯爵
グレートブリテンの爵位
先代：
ジョージ・パーシー（English版） 		第6代ノーサンバーランド公爵
1867年 - 1899年 		次代：
ヘンリー・パーシー（English版）
第4代ロヴェイン男爵（English版）
(繰上勅書により生前に爵位を譲る)
1867年 - 1887年


「http:///http:///mymemo.xyz/mymemo.xyz/wiki/index.php?title=アルジャーノン・パーシー_(第6代ノーサンバーランド公爵)&oldid=138416」から取得