アデン湾
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座標: 東経47度20分北緯12.333度 東経47.333度
アデン湾(アデンわん、Gulf of Aden)は、インド洋の北西側にあり、北はアラビア半島、南はアフリカ大陸のソマリア半島に挟まれた東西に細長い湾。湾の西側には、バブ・エル・マンデブ海峡を介して紅海が広がっている。東はアラビア海へ繋がる。イエメン、ジブチ、ソマリアと接している。
範囲
国際水路機関はアデン湾の境界を以下のように定めている。[1]
- 北西:紅海の南側境界。すなわちHusn Murad (12°40′N 43°30′E) とRas Siyyan (12°29′N 43°20′E) を結ぶ線。
- 東:グアルダフィ岬を通る経線 (51°16'E)。
地形
水深は平均500mで、海底は新第三紀にアラビアプレートとアフリカプレートが分離拡大したために生じた。
海賊
"「ソマリア沖の海賊」"
2008年4月に日本郵船のタンカー「高山」が武装した海賊に攻撃され被弾するという事件が発生するなど、ソマリアの情勢悪化に伴い、近年アデン湾における海賊の被害が多発している。
海賊被害の多発を受け、国連安保理は各国に対して海賊・武装強盗対策のために必要な措置をとることを認める安保理決議1816号を採択した。
2008年11月11日には、イギリス海軍の22型フリゲートが海賊に襲われた貨物船の救助に駆けつけ、海賊と交戦する事件があった。
脚注
- ↑ “Limits of Oceans and Seas, 3rd edition”. International Hydrographic Organization (1953年). . 1 January 2018閲覧.
関連項目
- ソマリア - 情勢悪化に伴い沿岸海域での海賊被害が激増している。
外部リンク
- 外務省 海外安全ホームページ アデン湾周辺海域:日本籍船の原油タンカー襲撃事案の発生に伴う注意喚起
- ソマリア沖の海賊・武装強盗行為対策に関する国連安保理決議の採択について
- ソマリア沖での海賊発生状況及び注意喚起について
- 海上保安庁海洋情報部 日本航行警報
- 日本郵船 大型原油タンカー「高山」被弾の件
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