アシガバート
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アシガバート(トルクメン語: Aşgabat、ペルシア語: عشق آباد, Ešq-âbâd、ロシア語: Ашхабад, Ashkhabad、英語: Ashgabat / Ashkhabad)
トルクメニスタンの首都。 1919~27年はポルトラツク Poltoratsk。またアハル州の州都。トゥラン低地の南をかぎり,イランとの国境に沿って連なるコペトダグ山脈北麓の高地にあり,周辺はオアシスで囲まれる。 1881年ロシアの要塞としてつくられ,ザカスピ地方の行政中心地となった。ロシアとペルシアを結ぶ交易路上にあり,また 1885年鉄道が通じたこともあって,人口が急速に増加した。 1924年トルクメン共和国の首都となった。 1948年 10月に大地震に見舞われ,大部分が破壊されたが,復興は早かった。 1991年独立したトルクメニスタンの首都となる。極端な乾燥地に位置しているため,慢性的な水不足に悩まされているが,1962年カラクム運河が市に達してから,かなり緩和された。豊かな農業地帯を背景に,絹・綿織物,縫製,果実加工,食肉,皮革などの農産物加工業が発達し,またガラス,印刷,セメントなどの工場もある。絨毯その他の伝統的民芸品の製造も盛ん。中央アジアの文化中心地の一つで,科学アカデミー,トルクメン大学をはじめとする農業,工科,医科などの大学,民族歴史博物館,オペラ座,植物園などがある。トルクメンバシ(旧クラスノボツク) とウズベキスタンの首都タシケントを結ぶ中央アジア鉄道が通り,国際空港もある。人口 74万4000(2007)。