むかわ町
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むかわ町(むかわちょう)は、北海道胆振総合振興局東部に位置する勇払郡の町。
Contents
概要
自然や温泉に恵まれた環境で、国内有数の恐竜の化石が発掘される事でも知られ、国内最大級の恐竜の化石が発見され、町内にはむかわ町穂別地球体験館がある[1]。
名称の由来
「鵡川」をひらがな表記したものである。なお「むかわ」自体はアイヌ語を由来とする地名であるが、原義ははっきりしない。
現町名は、合併時の新町名公募を踏まえ、「両町が地理的にイメージできる名前、また両町の歴史、 文化にちなんだ名前など、 町にふさわしい名前を基本[2]」として「東いぶり」「穂別」「むかわ」「鵡川」の最終候補から、2005年(平成17年)2月25日に行われた合併協議会において、委員25名の投票により決定した[2]。なお、決定に当たっては規約により「意見が分かれた場合は、出席委員の3分の2以上の賛成をもって決する」とされていたため、1回目では3分の2を超える候補がなかったことから、上位2候補(実際には同数が2つあったため3候補)で再度投票が行われている[2]。
投票 | 東いぶり | 穂別 | むかわ | 鵡川 | 無効票 |
---|---|---|---|---|---|
1回目 | 4 | 0 | 16 | 4 | 1 |
2回目 | 3 | - | 19 | 3 | 0 |
地理
気候
むかわ町(鵡川) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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雨温図(説明) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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太平洋沿岸の旧鵡川町地区は、1月の平均気温が-6.6度、8月の平均気温が20.2度、年平均気温は6.7度。一方、内陸にある旧穂別町地区は、1月の平均気温が-8.8度、平均最低気温が-16.0度と非常に寒さが厳しく、厳寒期には-25度を下回ることも少なくない。
隣接している自治体
沿革
- 2006年
- 2007年
- 2008年
- 3月1日 むかわ町鵡川厚生病院を開設する。
- 4月1日 鵡川地区の下水道事業及び穂別地区の上下水道事業に地方公営企業法を適用する。鵡川地区の上水道事業と併せ、事業名も「むかわ町上下水道事業」となる。
廃置分合の経緯
行政
歴代首長
町長 (2006年 - 現在)
産業
- 一次産業
むかわ町に本社を置く企業
- 株式会社カネダイ大野商店(水産物加工販売業)
- むかわ町における現存する最古のシシャモ加工販売業。有名百貨店の物産展に出展、全国に発送を行う。
- 2006年3月6日 北海道道庁が認定する「道産原料登録食品」にてカネダイ大野商店が製造している「生干ししゃも」が登録第一号、「珍味ししゃも」が登録第二号に認定される。
- 2012年2月13日 北海道道庁が認定する「北のハイグレード食品」にカネダイ大野商店が製造している 「生干ししゃも」が選ばれ、北海道知事より認定・表彰される。
- ワーカム北海道(自動車関連)
- 元いすゞ自動車(株)のテストコースだったが、2002年に分社独立。現在は、いすゞの新型車の開発を始めいすゞ関連以外の案件も受託する。また、イベント等の会場としても使用されている。
- フラワーヒルズ(食品製造・システム開発)
- むかわ町花岡地区に本社を置く会社。むかわ町産ななつぼしを使用した発芽玄米を製造・販売。
- 社名の由来は本社所在地である「花岡」を英直訳したもの。
金融機関
農協・漁協
- 鵡川農業協同組合(JAむかわ)
- とまこまい広域農業協同組合(JAとまこまい広域)穂別支所
- 鵡川漁業協同組合
郵便局
- 鵡川郵便局(集配局)
- 穂別郵便局(集配局)
- 似湾郵便局
- 富内郵便局
- 旭岡郵便局
- 胆振豊田郵便局
宅配便
公共機関
国の機関
- 北海道森林管理局 胆振東部森林管理署
- 穂別森林事務所
- 稲里森林事務所
警察
医療
姉妹都市・提携都市
国内
- 富山県の旗富山県砺波市:2007年4月23日、調印。1995年、旧鵡川町と旧庄川町との間で姉妹都市提携を結び廃置分合により設置された砺波市とむかわ町でも引き継いでいたが、2007となみチューリップフェアへの招待にあわせ改めて調印した。
海外
なし
地域
- 穂別地区では国内で最大級の恐竜の化石を含む数々の古代生物の化石が豊富に産出し、一部は町立博物館で展示されている[1]。
人口
むかわ町(に相当する地域)の人口の推移 | |
総務省統計局 国勢調査より |
教育
交通
鉄道路線
- 北海道旅客鉄道(JR北海道)
- かつては旧国鉄富内線が町内を経由し、豊城・春日・旭岡・栄・豊田・穂別・富内の各駅があった。1986年11月1日廃止。旧富内駅は駅舎・線路が保存されており、駅構内の備品は映画『鉄道員(ぽっぽや)』に使われている。なお旧富内駅舎とホーム・構内線路は2001年、登録有形文化財に登録された。
バス
- 鵡川地区
- 穂別地区
- 道南バス
- 厚真・早来・新千歳空港方面(特急便)
- むかわ町営バス(道南バス、穂別ハイヤーに運行を委託)
- 両地区連絡
- 道南バス
- 鵡川中学校前〜穂別出張所〜富内・安住中央(富内線廃止代替。ただし振内・(旧)日高町方面へは連絡しない)
タクシー
- 鵡川ハイヤー
- 穂別ハイヤー
道路
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
文化財
登録有形文化財
重要無形民俗文化財
- アイヌ古式舞踊 - 鵡川アイヌ無形文化伝承保存会
その他
- 鵡川盛土墳墓群 - 道指定史跡
- 鵡川大漁地蔵尊 - むかわ町指定文化財
- 聖観世音菩薩像(通称賢治観音像) - むかわ町指定文化財
- ホベツアラキリュウ化石骨 - むかわ町指定文化財、むかわ町立穂別博物館
観光スポット
出身の有名人
- キートン山田(声優)
- 田畑真紀(スピードスケートオリンピック出場選手、バンクーバーオリンピック銀メダリスト)
- 関ナツエ(スピードスケートオリンピック出場選手)
- 鈴木靖(スピードスケートオリンピック出場選手)
- 椿文子(ショートトラックスケートオリンピック出場選手)
- 坂本一魔(マジシャン)
- 松井雄飛(ミュージシャン。元・鵡川高校野球部)
- 鈴木章[3](科学者。2010年ノーベル化学賞受賞)
- 櫻原一雄(Honda R&D F1パワープラント開発責任者)
脚注
- ↑ 1.0 1.1 国内最大の恐竜の全身骨格と判明 北海道・むかわ町の化石
- ↑ 2.0 2.1 2.2 “平成17年2月25日第7回鵡川町・穂別町合併協議会会議録”. むかわ町. . 2018閲覧.
- ↑ “むかわ町出身 鈴木 章北大名誉教授 ノーベル化学賞受賞!”. 北海道むかわ町公式サイト (2009年9月29日). . 2017閲覧.
外部リンク
典拠レコード: