みなべ町
提供: miniwiki
日本一の梅の里として知られ、梅の代表品種として知られる「南高梅」発祥の地である(原種「高田梅」および地元にある「南部高校」の略称から生まれた名前である)。また、青梅とともに、梅干しの生産が日本一である。 町の木ウバメガシを使った備長炭(びんちょうたん)の生産では同県の日高川町が2005年5月に誕生するまでは日本一であった(現在は国内2位)。
Contents
地理
人口
みなべ町(に相当する地域)の人口の推移 | |
総務省統計局 国勢調査より |
沿革
- 1889年(明治22年)4月1日 - 市町村制実施により、岩代村、南部村、上南部村、高城村、清川村が発足。
- 1897年(明治30年)9月11日 - 南部村が町制施行し南部町となる。
- 1954年(昭和29年)8月1日 - 南部町と岩代村が合併し南部町が発足。
- 1954年(昭和29年)12月1日 - 上南部村、高城村、清川村が合併して、南部川村が発足。
- 2004年(平成16年)10月1日 - 南部町と南部川村が合併し「みなべ町」が発足。
行政
歴代町長
- 初代(2004年10月~2008年10月)山田五良(やまだごろう) - 旧南部川村長
- 二代(2008年10月~)小谷芳正(こたによしまさ)
条例
梅の栽培と梅干し生産が盛んなことから、町民に対して「梅干しでおにぎり」を奨励する目的を含む「おにぎり梅干条例」を2014年(平成26年)に制定している[1]。
経済
産業
梅関連産業は生産農家だけにとどまらず、梅加工業、流通業、小売業などへの波及効果が大きく、地域経済の基幹産業となっている。 あまり知られてはいないが、黒潮に近いこともあって伊勢海老やイワシ、アジ、サバ、タチウオなど魚種が豊富で、水揚げ量も多い。
名産一覧
- 梅干し-生産日本一。特に南高梅を使用したものは最高級品とされ特産品。
- 備長炭-木炭の最高級品。
- 蒲鉾(かまぼこ)-南蛮焼(なんばやき)、ごぼう巻は特産品。
- 干物-めざし、イカの一夜干し、しらす干し、アジの開き、カマスの開きなど。
- 盆石界で知られる瓜谷石は同町から採掘される。
日本郵政グループ
- 南部郵便局(芝)
- 清川郵便局(清川)
無集配郵便局
- 高城(たかぎ)郵便局(滝)
- 岩代郵便局(西岩代)
- 上南部郵便局(谷口)
各郵便局にはゆうちょ銀行のATMが設置されており、南部郵便局ではホリデーサービスを実施(2011年6月現在)。
※みなべ町内の郵便番号は「645-00xx」(旧南部川村域の一部を除く/南部郵便局の管轄)・「645-02xx」(旧南部川村域の一部/清川郵便局の管轄)となっている。
姉妹都市・提携都市
国内、海外ともになし。
地域
学校・園
- 保育園(所)
- みなべ町立南部保育所
- みなべ町立上南部保育所
- みなべ町立高城保育所
- みなべ町立清川保育所
- 愛之園保育園
- 幼稚園
- みなべ町立南部幼稚園
- 白梅幼稚園
- 小学校
- みなべ町立南部小学校
- みなべ町立岩代小学校
- みなべ町立上南部小学校
- みなべ町立高城小学校
- みなべ町立清川小学校
- 中学校
- みなべ町立南部中学校
- みなべ町立上南部中学校
- みなべ町立高城中学校
- 高等学校
- 中高一貫教育
- 大阪星光学院南部学舎
交通
鉄道
役場の最寄駅は南部駅で、同駅は代表となる駅ともなっている。この南部駅には一部の特急とすべての普通列車が停車する。岩代駅は普通列車のみ停車の無人駅である。このあたりの紀勢本線の普通列車はおよそ1時間に1本ほどの割合で運行されている。
バス
- みなべコミバス
主要道路
名所・旧跡・観光スポット・祭事
- 景勝地
- 梅林
- 南部梅林 - 「一目百万、香り十里」と称される日本最大の梅林で、田辺藩によって始められたという梅林。尚、この梅林は観梅用ではなく、産業(果実採取)用の農林である。しかし、地元農家の好意で開花シーズンに一般公開されているものである。
- 開園時期 梅の開花期の8:00 - 17:00
- 所在地 みなべ町晩稲(梅の里観梅協会)
- 岩代大梅林 - 2万本の梅の海
- 所在地 みなべ町西岩代(岩代大梅林観梅協会)
- 千里梅林 - 千里の浜の海を見下ろす丘に位置する
- 所在地 みなべ町山内
→これら梅栽培地が田辺市と合わせ2015年に国連食糧農業機関の世界重要農業遺産システムに登録された
- 旧跡
- 施設
- 温泉
祭事
- 梅祭り - 2月21日
- 須賀神社の秋祭り - 10月9日
- 鹿島神社の秋祭り - 10月第3日曜日
- 高城天宝神社の秋祭り - 10月第4日曜日
- 清川天宝神社の秋祭り - 10月の最終日曜日
宿泊
出身著名人
- 吹石徳一 - 元プロ野球選手、現東北楽天ゴールデンイーグルススカウト
- 川島ケイジ - シンガーソングライター(みなべ町ふるさと大使 2017年12月就任[2][3])
- 春風亭橋蔵 - 落語家
関連著名人
- 藤本勝巳 - 元プロ野球選手(南部高校出身)
- 上田次朗 - 元プロ野球選手(南部高校出身)
- 植田幸弘 - 元プロ野球選手・広島東洋カープコーチ(南部高校卒業生、出身は和歌山県田辺市)
- 濱中治 - 元プロ野球選手・阪神タイガース他(高校・出身地は植田に同じ)
- 本多立太郎 - 市民運動家(在住者。出身は北海道小樽市)。
- 桂紗綾 - 朝日放送アナウンサー(みなべ町ふるさと大使 2010年04月就任)
関連項目
- ひらがな・カタカナ市町村名一覧
- 全国市町村一覧
- びんちょうタン - 同町に所在する「みなべ川森林組合」のイメージキャラクター。
脚注
- ↑ みなべ町紀州南高梅使用のおにぎり及び梅干しの普及に関する条例(平成26年条例第23号)
- ↑ "歌手の川島さんふるさと大使に みなべ町" -紀伊民報(2017年12月15日更新)2017年12月16日閲覧。
- ↑ "川島ケイジさんがみなべのふるさと大使に" -日高新報(2017年12月16日付)2017年12月16日閲覧。
外部リンク
- 和歌山県みなべ町公式ウェブサイト
- みなべ観光協会WEBサイト
- オープンストリートマップには、みなべ町に関連する地理データがあります。