ぐるぐるカーテン
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「ぐるぐるカーテン」は、日本の女性アイドルグループ乃木坂46の楽曲。楽曲は秋元康が作詞、黒須克彦が作曲した。2012年2月22日に乃木坂46のデビューシングルとしてSony Recordsから発売された。楽曲のセンターポジションは生駒里奈が務めた[1]。
Contents
背景とリリース
DVD付属のType-A・B・C、CDのみの通常盤、キャラアニ・チャンス限定個別握手会参加券付通常盤の5形態で発売[2]。初回仕様限定盤には全国握手会参加券およびType-Aに11種、Type-Bに11種、Type-Cに11種の合計33種の生写真の内1種が封入された[2]。キャッチコピーは「カーテンは、秘密の分だけ膨らんでいる」[3]。
映像特典として、メンバー個別ショートムービー「33人のクリエーター×乃木坂46」が付属DVDに収録された[4]。
プロモーション
ヒット祈願キャンペーンとして、乃木坂46を代表して生田絵梨花が2012年2月5日に乃木神社で玉串拝礼をした[5]。
アートワーク
| Type-A 表 | 橋本奈々未・生駒里奈・生田絵梨花・星野みなみ |
| Type-A 裏 | 橋本奈々未・生駒里奈・生田絵梨花・星野みなみ |
| Type-B 表 | 高山一実・星野みなみ・生駒里奈・生田絵梨花 |
| Type-B 裏 | 高山一実・星野みなみ・生駒里奈・生田絵梨花 |
| Type-C 表 | 星野みなみ・生田絵梨花・生駒里奈・松村沙友理 |
| Type-C 裏 | 星野みなみ・生田絵梨花・生駒里奈・松村沙友理 |
| 通常盤 表 | 生田絵梨花・生駒里奈・星野みなみ・白石麻衣 |
| 通常盤 裏 | 生田絵梨花・生駒里奈・星野みなみ・白石麻衣 |
チャート成績
本作は発売前日の2012年2月21日付のオリコンデイリーCDシングルランキングで推定売上約8万5000枚を記録し、デイリー2位を獲得した[7]。その後、2012年3月5日付のオリコン週間CDシングルランキングで推定売上13万6309枚を記録し、週間2位を獲得した[8]。この記録はグループからのソロ・ユニットを除く女性アーティストのデビューシングルとして、史上3番目に高い初週売上記録である（1位はNMB48「絶滅黒髪少女」、2位はKaoru Amane「タイヨウのうた」）[9]。
ミュージック・ビデオ
- ぐるぐるカーテン
- 監督：操上和美[10]
- 表題曲「ぐるぐるカーテン」のミュージック・ビデオは、サビまでメンバーが教室の机に顔を伏せて座ったり、カーテンに包まりながら喋る口元や足元、後ろ姿しか映らないような、まるで私立女子校の風景をのぞき見したようなフェティシズム的な映像から始まり[11]、女の子同士が男子禁制の甘酸っぱい青春を歌っている[12]。カーテンに包まれたサナギから大舞台に羽ばたく蝶になれという願いが込められた映像構成になっている[13]。歌衣装では、ギンガムチェックのワンピースに3種類の色合わせと一人ひとり異なるボタンとレースのロゼットが使用された[14]。歌唱衣装は堀越絹衣[14]、振付は南流石がそれぞれ担当した[15]。
- 会いたかったかもしれない
- 監督：久保茂昭[16]
- カップリング曲「会いたかったかもしれない」のミュージック・ビデオは、2006年に発売されたAKB48の「会いたかった」をマイナー調にアレンジしたもので配役、演技、振り付けも「会いたかった」に基づいて制作された[17]。撮影は「会いたかった」の真夏とは正反対に真冬に実施された[17]。香月孝史によれば「会いたかったかもしれない」のミュージック・ビデオは「会いたかった」をトレースしており、AKB48の影（shadow）を上演しているような映像になっている[18]。ミュージック・ビデオには当時AKB48に所属していた前田敦子が出演しており、乃木坂46の生駒里奈に当時の自分を重ねるような視線を送るシーンがある[17]。監督には、AKB48の「会いたかった」と同様に久保茂昭が起用された。
- 失いたくないから
- 監督：丸山健志[19]
- カップリング曲「失いたくないから」のミュージック・ビデオは、フランスにいる少女をイメージし、まだ何者でもない女の子の姿と、メイクやチュチュで着飾ってアイドルになった女の子の姿を対照的に描いている[15]。これからデビューし、どのように羽ばたいていくのかという余韻を表現した[15]。
- 乃木坂の詩
- 監督：南流石[20]
- カップリング曲「乃木坂の詩」のミュージック・ビデオは、いつの日か乃木坂46のメンバーたちが見直した時、あの時の想いを振り返ることができるようデビュー直後の何者でもない少女たちの門出の姿を記録に残した[15]。いつの日かライブで会場中のファンと一緒に踊れたらという願いも込められている[20]。監督は秋元康の指名で振付師の南流石が担当[20]。
メディアでの使用
シングル収録トラック
Type-A
テンプレート:Tracklist テンプレート:Tracklist
Type-B
テンプレート:Tracklist テンプレート:Tracklist
Type-C
テンプレート:Tracklist テンプレート:Tracklist
通常盤
選抜メンバー
ぐるぐるカーテン
- 3列目：川村真洋、能條愛未、西野七瀬、齋藤飛鳥、斉藤優里、桜井玲香、井上小百合、中田花奈、市來玲奈[6]
- 2列目：橋本奈々未、松村沙友理、白石麻衣、高山一実[6]
- 1列目：生田絵梨花、生駒里奈、星野みなみ[6]
フロントメンバー（「七福神」と呼ばれる）は生田絵梨花、生駒里奈、白石麻衣、高山一実、橋本奈々未、星野みなみ、松村沙友理[12]。
左胸の勇気
（センター：畠中清羅）
事実上のアンダーガールズだが、この時はアンダーガールズという名称は使用されなかった。
会いたかったかもしれない
（センター：生駒里奈）
- 生田絵梨花、生駒里奈、市來玲奈、伊藤寧々、伊藤万理華、井上小百合、衛藤美彩、川村真洋、齋藤飛鳥、斉藤優里、桜井玲香、白石麻衣、高山一実、中田花奈、西野七瀬、能條愛未、橋本奈々未、星野みなみ、松村沙友理、宮澤成良[16]
失いたくないから
（センター：生駒里奈・生田絵梨花）
- 生田絵梨花、生駒里奈、市來玲奈、井上小百合、川村真洋、齋藤飛鳥、斉藤優里、桜井玲香、白石麻衣、高山一実、中田花奈、永島聖羅、中元日芽香、西野七瀬、能條愛未、橋本奈々未、畠中清羅、深川麻衣、星野みなみ、松村沙友理[19]
白い雲にのって
（センター：生駒里奈）
- 安藤美雲、生田絵梨花、生駒里奈、市來玲奈、井上小百合、岩瀬佑美子、川後陽菜、川村真洋、齋藤飛鳥、斎藤ちはる、斉藤優里、桜井玲香、白石麻衣、高山一実、中田花奈、西野七瀬、能條愛未、橋本奈々未、星野みなみ、松村沙友理[23]
乃木坂の詩
（センター：生駒里奈）
- 安藤美雲、生田絵梨花、生駒里奈、市來玲奈、伊藤寧々、伊藤万理華、井上小百合、岩瀬佑美子、衛藤美彩、柏幸奈、川後陽菜、川村真洋、齋藤飛鳥、斎藤ちはる、斉藤優里、桜井玲香、白石麻衣、高山一実、永島聖羅、中田花奈、中元日芽香、西野七瀬、能條愛未、橋本奈々未、畠中清羅、樋口日奈、深川麻衣、星野みなみ、松村沙友理、宮澤成良、大和里菜、若月佑美、和田まあや[10]
脚注
- ↑ 1.0 1.1 “乃木坂46「3周年ライブ」で7時間半73曲熱唱 サプライズ続々”. 東スポWeb (東京スポーツ). (2015年2月23日) . 2015閲覧.
- ↑ 2.0 2.1 “乃木坂46、デビューシングル「ぐるぐるカーテン」映像特典のダイジェスト公開”. Musicman-NET (エフ・ビー・コミュニケーションズ). (2012年2月1日). オリジナルの2016年1月8日時点によるアーカイブ。 . 2015閲覧.
- ↑ “乃木坂46･ぐるぐるｶｰﾃﾝ[CD+DVD盤/Type-A]”. Sony Music Shop. ソニー・ミュージックマーケティング (2012年2月22日). . 2012閲覧.
- ↑ “33人のクリエーター×乃木坂46 クリエータープロフィール”. 乃木坂46公式サイト. 乃木坂46運営委員会 (2012年2月11日). . 2012閲覧.
- ↑ “乃木坂46が乃木神社でヒット祈願! 個別握手会の日程も発表!!”. リアルライブ (フェイツ). (2012年1月6日) . 2016閲覧.
- ↑ 6.0 6.1 6.2 6.3 6.4 乃木坂46 2012a、乃木坂46 2012b、乃木坂46 2012c、乃木坂46 2012d。
- ↑ “Hey! Say! JUMP、9thシングルが初日首位”. ORICON STYLE (oricon ME). (2012年2月22日) . 2012閲覧.
- ↑ 引用エラー: 無効な
<ref>タグです。 「oc」という名前の引用句に対するテキストが指定されていません - ↑ “【オリコン】乃木坂46デビュー作が2位 新人女性歴代3位の初週13.6万枚”. ORICON STYLE (oricon ME). (2012年2月28日) . 2012閲覧.
- ↑ 10.0 10.1 10.2 乃木坂46 2012a。
- ↑ 大貫真之介 「乃木坂46の刹那を永遠に封じ込めた魔法のミュージックビデオたち」『MdN EXTRA 乃木坂46 映像の世界』Vol.3、エムディエヌコーポレーション〈インプレスムック〉、2015-10-15。ISBN 978-4-8443-6529-7。
- ↑ 12.0 12.1 “初披露! 乃木坂46デビュー曲タイトルは「ぐるぐるカーテン」”. 東京ウォーカー (KADOKAWA). (2012年1月12日) . 2014閲覧.
- ↑ 「乃木坂46 歌と魂を視覚化する物語」『MdN』2015年4月号、エムディエヌコーポレーション、2015-03-06、月刊版。
- ↑ 14.0 14.1 「LOVE IDOL!! アイドルと衣装」『装苑』2014年2月号、文化出版局、2013-12-26。
- ↑ 15.0 15.1 15.2 15.3 「ミュージックビデオ全解説」『MdN EXTRA 乃木坂46 映像の世界』Vol.3、エムディエヌコーポレーション〈インプレスムック〉、2015-10-15。ISBN 978-4-8443-6529-7。
- ↑ 16.0 16.1 乃木坂46 2012b
- ↑ 17.0 17.1 17.2 “乃木坂46「会いたかったかもしれない」PVに本家メンバー”. ナタリー (ナターシャ). (2012年2月8日) . 2012閲覧.
- ↑ 香月孝史 (2015年5月16日). “第1回 乃木坂46はAKB48の「影」なのか”. 青弓社. 青弓社. 2015年9月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。. 2015閲覧.
- ↑ 19.0 19.1 乃木坂46 2012c
- ↑ 20.0 20.1 20.2 “乃木坂460222”. SASUGA NA HIBI 流石組 (2012年2月22日). . 2014閲覧.
- ↑ “乃木坂46、初CMで手作りバレンタインを応援”. ナタリー (ナターシャ). (2012年1月12日) . 2012閲覧.
- ↑ “乃木坂46、J1リーグ清水VS磐田戦で「左胸の勇気」披露”. ナタリー (ナターシャ). (2012年4月11日) . 2012閲覧.
- ↑ 乃木坂46 2012d。
参考文献
- 乃木坂46 『ぐるぐるカーテン』Type-A、Sony Music Records、2012-02-22。SRCL-7900/1。
- 乃木坂46 『ぐるぐるカーテン』Type-B、Sony Music Records、2012-02-22。SRCL-7902/3。
- 乃木坂46 『ぐるぐるカーテン』Type-C、Sony Music Records、2012-02-22。SRCL-7904/5。
- 乃木坂46 『ぐるぐるカーテン』通常盤、Sony Music Records、2012-02-22。SRCL-7906。
外部リンク
- ディスコグラフィー - 乃木坂46公式サイト
- ミュージック・ビデオ
- 乃木坂46 『ぐるぐるカーテン』Short Ver. - YouTube（2015年11月26日）
- 乃木坂46 『会いたかったかもしれない』Short Ver. - YouTube（2015年11月26日）
- 乃木坂46 『乃木坂の詩』Short Ver. - YouTube（2015年11月26日）
- 乃木坂46 『失いたくないから』Short Ver. - YouTube（2015年11月26日）
- 特典映像ダイジェスト
- 乃木坂46 ショートムービー ダイジェスト - YouTube（2014年7月2日）
- その他
- 乃木坂46応援力チャージPROJECT「乃木坂の詩 ダンスレクチャー2016」【パナソニック公式】 - YouTube（2015年11月30日）