いもたき
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いもたきは、愛媛県において、秋に月見を兼ねて、屋外で芋を炊き、それを肴に大勢で宴会すること。「いもだき」と「た」が濁る地域(新居浜市など)もある。
河川敷などで行われ、芋は里芋(大洲地方では夏芋と呼ぶ)がよく用いられる。他の具は、鶏肉をはじめ場所によってさまざまである。
大洲市が始まりとされる[1]。大洲市のいもたきは、藩政時代に行われていた「お籠り」と呼ばれる親睦行事が起源とされている。今日ではいもたきは、愛媛県下で広く行われている。
秋の社日に、土地の神に新芋を供えて、その年の豊作を祈願する風習が由来とされ、この風習自体は西日本各地で行われていたものである。
秋の行事とされているが、2016年においては、最も早い地域では8月10日にいもたきを開始し、最も遅い地域では10月31日にいもたきを終了した[2]。開催時間は最も早い地域では17時に開始し、最も遅い地域では22時終了である。開催期間は1ヶ月程度の所が多いが、伊予市(2ヶ所ある内のウェルピア伊予の方)、東温市、大洲市では2ヶ月超開催している。なお、開催期間が長い場所では開催時間も長めである。